年ネットで便利に安く買い物ができるようになりましたね。この記事では、国内ネット販売の最大手アマゾンでギフト券を使って安く買える方法を紹介します。
【追記】
初回購入キャンペーンについて追記しました。(2018.12.23)
ギフト券のリスクについて追記しました(2019.6.6)
アマゾンで購入したギフト券が無効になりました(2024.5.16)
目次
アマゾンと楽天・Yahoo!ストアの比較
日本における3大ネットショップはアマゾン、楽天、Yahoo!ストアですが、利用者の立場で比較をすると
楽天とYahoo!ストアの特徴
ポイント還元制度
商品購入の金額に応じてポイントで還元する方式が特徴です。ポイントの還元率は様々な条件で増えます。例えば楽天の場合次のようにポイントアップします。
- 楽天クレジットカード使用で3倍(+2倍)
- プレミアムカード利用なら3倍(+2倍)
- 毎月5の倍数の日は(楽天カード利用)3倍(+2倍)
- 楽天市場アプリで買い物で2倍(+1倍)
- 楽天イーグルス、ヴィッセルこうべ、FCバルセロナが勝利した翌日それぞれ+1倍
- セール期間中の複数ショップ買い周りで、店の数に応じてポイントアップ
などが代表的ですが、他にも各種ポイントアップのキャンペーンがあり、うまく利用すればポイント還元で実質一割引以上で買うことができます。Yahoo!ストアも似たようなポイント還元制度になっています。
「ポイント何倍」という表現は不適当
ストアではしばしば「セールでポイントが何倍」と表現しますが、その倍率の意味がわかりにくいのが嫌ですね。この倍率は基本(1%)に対してキャンペーンを適用したときのポイント付与率(%)を倍率で言っているようです。
一般常識では倍率というものを複数組み合わさるとそれぞれの掛け算になります。
しかしこの複数のキャンペーンの「ポイント何倍」を組み合わせたときは違います。例えば2倍と5倍の条件に当てはまれば、合計は1✕2✕5=10ポイントではなく、1+(2-1)+(5-1)=6ポイントが付きます。
こう考えるとはじめから「ポイント付与率の増加分が何%」と表現すべきです。つまり
・「ポイント2倍」⇒「ポイント1%プラス」
・「ポイント5倍」⇒「ポイント4%プラス」
これなら合計は1+1+4=6と簡単に計算できてわかりやすいです。
ストア側は割引率が少しでも大きく感じさせる表現を使いたいのでしょうが、それは消費者に勘違いさせることであり、誇大広告に近いと思います。最近は流石にストア側もX倍でなく+(X-1)倍と言うようになってきていますが、+何倍という表現も前述の数学概念を阻害するという意味で教育上良くありません。監督官庁はこういうところを指導して欲しいものです。
ポイント還元制の不満点
楽天やYahoo!のポイント還元制度についての不満点は
- セールを待たないと高還元率にならない
急に欲しいものができたときはセールまで待っていられない。 - 期間限定ポイントは使いにくい
セールでのポイントバック分は期間限定ポイントであることがほとんどですので、付与までに時間がかかり、期限を過ぎて失効したり、逆に無理やり使うために無駄遣いしたりします。
ということです。
宣伝のポイント還元率は100%うまく利用できたときの最大値ですが、それを商品の割引率として計算してしまいがちな消費者の特性を利用した商売の策です。実際には最大値で利用できるとは限らず、様々なリスクや不便を考慮した実質還元率を考えるのが賢い消費者でしょう。
アマゾンの特徴
アマゾンでもアマゾンポイントがありますがメインではなく、それ以外の下記のような特徴があります。
- カスタマーレビュー(購入者評価)が充実
商品選択時購入者評価は大いに頼りになりますが、アマゾンは商品の評価が充実しているので便利です。楽天やYahoo!ストアでは同じ商品でも評価はストアごとになっていて、評価数も散見程度しかありません。中身も「届きました」だったりでがっかりすることがある。 - 買い物合計2000円以上で送料無料
通販は送料がかかるのがネックですが、アマゾン発送のものは、小物も合計2000円以上にすれば送料無料になるのが魅力です。 - タイムセールがある
欲しいものがタイムセールになっていれば、かなり安く変えます。 - ギフト券利用で割安で買える方法がある
割安で出回っているギフト券を利用するとお得です。本記事のメインテーマです
アマゾンのギフト券
Amazonギフト券とはアマゾン(Amazon.co.jp)で利用できる商品券のことで、アマゾンで商品を購入するときに代金の支払いに使えます。次の3種があります。
- カードタイプ
コンビニ等で買えるカード形式です。 - チャージタイプ
一回のチャージ金額(5千円以上)に応じて0.5%~2.5%のアマゾンで利用できるポイントが付いてきます。 - プレゼントタイプ(Eメールタイプ、ボックスタイプ等)
アマゾンで更に安く買える方法があった
3大ネットを比較した場合、前述の様に送料込ではアマゾンが一番安いことが多いのですが、最近、ギフト券を利用すれば更に安く買えることを知りました。
ギフト券を割安で販売するサイトが有る
アマゾンのギフト券を安く買えるネットショップがたくさんあるのです。代表的なものは
- ギフティッシュ おすすめ
- ベテルギフト おすすめ
- アマテン 一番老舗ではあるが、最後に述べるように1か月保証がないのでおすすめできません
- アマギフト 楽天ポイントギフトやnanacoギフトの取扱はありません
これらのショップではアマゾンギフト券をはじめ、それ以外の各種電子処理できるギフト券が割安で販売されています。JCBギフト券などは割引率が低いのですが、マゾンギフト券は最高13%maxと高いのです。続いて楽天ポイントギフト(同10%、ただし6か月の期限付き、edyには交換できない)やnanacoギフト(同4%)など。
(ゲーム用ギフト券などマイナーなもで割引率が高いものがありますが私にとって価値がありません)
ギフティッシュ(Giftissue)に入会
評判などを調べ、ギフティッシュで買ってみることにしました。
ギフティッシュを選んだ理由
- セキュリティーがしっかりしていて、使用済みギフト券や詐欺まがいなギフト券が他の売買サイトに比べて少ないらしい
- 最大手で販売量が多い
- 銀行振り込み口座に三菱UFJ銀行がある
入金はクレジットカードが使えず、銀行振込になりますが、ギフティッシュの振り込み口座は下記の4行にあります。
三菱UFJ銀行は同銀行間の振込は手数料がかからないのでありがたい。【追記】アマテンも三菱UFJ銀行があります。ペテルギフトはゆうちょ銀行(5回まで無料)が使えます。(2019年1月30日)
仕組みと販売率
売買の仕組みは、ギフティッシュは商品券のネット市場を提供するだけで、出品者がギフト券を出品し、その中から購入者が選んで買うというものです。出品者は販売価格を決めて出品しますので、ヤフオクでいう即決価格に相当します。
額面に対する販売価格の比率を販売率といいます。その時の割引率は
割引率=100%-販売率
となります。
ここ一ヶ月くらい観測しているとアマゾンギフト券の販売率は90~96%の間で変動しており、私は92%以下を狙って購入しています。相場が安くなるとメールでも知らせてくれます。
具体的な購入法
具体的に入会と購入の方法を紹介します。
新規登録で入会
ギフティッシュのサイトに行きます。表示が日本語でないときは、左上の言語選択で日本語にします。
新規登録ボタンををクリックすると下のような新規登録の画面になります
必要事項を記入して申し込みます。
具体的な購入法
- Giftissueの口座に入金
前述のようにクレジットカードは使えませんので予め振込入金しておく必要があります。 - ギフト券を買う
ギフティッシュのアカウントにある残高金額以内で購入できます。
下は購入画面の例です。額面5,000円のギフト券が販売率92%(4,600円)で買えます。
価格は市場動静で変動します。価格以外にも、販売者の過去の正常登録率実績も表示されていますので、悪くないことを確認します。
ギフト券を選んでカートに入れて行き、最後にカートの中身の購入手続きをします。 - アマゾンでギフト券番号を登録
手続きが終わるとギフト券番号が表示され、メールでも送られてきます。画面では下のように購入履歴が表示されます
この画面で- 赤いアマゾンギフト券番号クリックするとクリップボードにコピーされる
- 続いてその下の登録ページ(外部リンク)をクリックするとアマゾンの自分のアカウントページに飛ぶ
- ギフト券の登録でギフト券番号をペーストして登録する
正常ならギフト券の残高がギフト券額面分増加します。
- アマゾンへの登録成否の結果をギフティッシュに報告
正常のギフト券が登録できたなら上記ギフティッシュの画面に戻り、登録完了をクリックして購入完了です。
私はこれまで12枚購入しましたが、全て正常に登録できました。
運悪く登録が失敗したときは、上記ギフティッシュの画面で無効報告をします。手続き上時間がかかりますが、返金されます。
購入実績
アマゾンで平均9%割引で買い物できた
前述のように、これまでアマゾンギフト券12枚を購入しましたが、すべて正常に登録できました。購入した販売率の実績は平均で約91%ですので、9%割引でアマゾンで買い物できた事になります。
アマゾンギフト券の販売率は90%~96%位を常に変動しますが、月初(上旬)が安い傾向にあるようです。
【追記】その後時期によっては販売率100%ということもありました。これならアマゾンで直接買った方がましなのに、誰が買うのだろうか?と思ってしまいました。
楽天市場やY!ストアのポイント還元とどちらがお得?
楽天市場やY!ストアのポイント還元は
- 期間限定ポイントは有効期間が短い
- 高いポイント還元率を狙うにはセールを待つ必要がある
- 高還元率を狙うための多店買回りなどは無駄遣いをしやすい
というリスク・不便があり、実質的な割引率は最大ポイント還元率よりかなり小さいと考える必要があります。
一方今回紹介したアマゾンギフト券を利用した方法は、このような欠点がない購入時の実質割引です。ですので割引率実績の9%は、一見楽天市場&Y!ストアのセール時のポイント還元率に比べると小さいようですが、実質的にはかなりお得だと思います。
感想など
なぜ、販売率が90%で出回るのか
少し考えて見ました。
- 資金繰りが苦しい業者がキャッシュを得るため
クレジットカードで買ったギフト券を売れば現金が手元にでき、返済は一ヶ月以上先でよいのです。販売率が低い分は利子相当ということです。 - アマゾンの販売促進策で入手したギフト券の処分
- アマゾンギフト券で支払いを受けた(強制的に買い取らされている)業者の換金
おそらく1.が多いのでしょう。
アマゾンの「顧客第一」の徹底はすごい
早くて安い送料やカスタマーレビュー等顧客満足度を徹底できる仕組みを作り上げたのがすごい。楽天やYahoo!ストアのポイント制は消費者心理をくすぐるだけで顧客第一とは言い難く、この点を改善しないと苦しいと思います。
旧来の日本の商法でも「お客様は神様」とか「顧客第一」とか言ってきたけれど、アマゾンの徹底ぶりは「口先だけでなくそれを真に実践するとこうなる」と主張しています。
Amazonチャージ 初回購入限定キャンペーン【2018年12月23追記】
もう一つお得なことを見逃していました。
です。
これは5,000円以上のAmazonギフト券(チャージタイプ)を初めて購入すると、翌月中旬1,000円分のアマゾンポイントが貰えるというもので、還元率は実に20%です。
なお、この初回特典とは別に、前述の購入金額に応じて最大2.5%のポイントバックがあります。しかし、前述の「1割り引き近くでギフト券を購入する方法」に比べると劣るので、初回特典のみを狙って最低金額の5,000円を購入するのがお得です。
注意点として、ギフト券の購入代金をアカウントに残っているギフト残高で支払うことはできません。クレジットカードやコンビニ払いなどで支払う必要があります。
【訂正】キャンペーン対象になる支払方法は以下のとおり
✖クレジットカード、✖電子マネー、◯コンビニ、◯ATM、◯ネットバンキング(2019.1.22)
nanacoギフトや楽天ポイントギフトもお得【2019年1月19日追記】
最近ギフティッシュにnanacoギフトや楽天ポイントギフトがお得な98%以下の販売率で出ているのを発見しました。
nanacoや楽天edyにクレジットカードでチャージするとポイント還元率は通常1%までですので、これはかなりお得です。
早速nanacoギフトを買いましたので、その内容を下記記事の最後に追記しました。
ギフト券購入のリスクについて【2019年6月6日追記】
これまで説明したようにギフト券は大変お得ですが、リスクもあります。そのことも知って各自判断してください。
1.ギフト券番号を登録できないことがある
ギフト券番号を入力しても有効でない場合です。これは購入後30分以内に無効であったとの報告をすればすれば戻って来るというしくみになっています。この制度は各ギフト券サイト共通のようです。
私はnanacoで登録できなかったことを経験しましたが、報告したら購入がキャンセルになりました。
2.登録していたギフト券が無効化されることがある
私は経験がありませんが、一旦登録ができても、後日アマゾンや楽天で無効化される場合があります。これは警察から通報されて詐欺など犯罪に関わる番号だと判明した場合などです。
この場合にギフト券サイトによって対応が分かれます。ギフティッシュやペテルギフトは、購入後1か月以内なら調査・対応するとサイトに書いてあります。
一方アマテンは何も対応してくれませんので、トラブル事例がネットで多く見られます。泣いた人も多いようです。
アマゾンや楽天は無効化の理由を教えてくれません。最近知ったのですが、そもそもアマゾンや楽天は、認定店(コンビニなど)以外で購入したギフト券は保証していないのです。悪質だと認定されたらIDが削除されることもあるようです。その場合当該でないポイントまでも無効になってしまいます。
リスクを抑えるために
リスクを抑える対処法として、私は次のことを実践しています
- ギフト券はできるだけ買い物直前に買う
今安いからとギフト券を買ってストックするのをやめました。最安値を狙うよりリスク抑制が大事ですから。 - 1か月保証があるサイトで購入し、1か月以内に使うこと
アマテンはやめ、ギフティッシュとペテルギフトだけにました。 - 同じ出品者から複数買わない
同じ出品者かどうかは、ギフト券出品者の事故率が同じなので区別が付きます - 高額なギフト券を買わない
高額券は万一事故にあったときの被害が大きくなります。少額券も手間がかかりますので、私は1-3万円程度にしています。
追記 アマゾンでギフト券が無効化されました
冷蔵庫を購入のためアマゾンのギフト券をペテルギフトで7万円ほど購入し、アマゾンで登録できたので安心していました。ところが、数日後いざ購入しようとしたら突然ギフト券残高がなくなって入るではありませんか。
ギフト券残高推移を調べるとキャンセルになっていました。アマゾンにチャットで抗議しました。
金券ショップから購入したとは言えずごまかしたが、結局ギフト券残高が戻ることはなく、キャンセルの理由もこれ以上詳しく言ってもらえませんでした。
ペテルギフトの方も改めてホームページを詳しく見るとアマゾンのキャンセルは自分で対処しなさいと書いており、悔しいが諦めました。
今回結局7万円ほど失い、それまでの得した分がチャラになりました。
結論はやはり金券ショップでアマゾンギフト券や楽天ギフト券を購入するのはリスクが高く止めたほうが良いです。