保護して2日目。一見落ち着いたように見えますが、鼻先が赤っぽいのは興奮しています。
最近写真の野良猫を保護し飼い始めました。お盆前から家の周りを茶トラの子猫がうろつくようになり、家猫にすべく捕獲作戦を始めました。
以前から飼っていた猫が家出した
4年ほど前、捨てられいた子猫を保護して飼い始めました。一ヶ月程度の赤ちゃん猫で、ミーと名付けましたが、直ぐに懐ついてくれました。襖で爪とぎをされたのが例外で、それ以外は悪さをしない大人しいオス猫でした。
家出してしまったミーちゃん（約一年前に撮影）
田舎ですので外にも出して飼っていましたが、だんだん家を空けることが多くなり、3年を過ぎた今年の春、動物病院に連れて行くため家の中に閉じ込めたら隙間を見つけて脱出してしまいました。以降は戻らなくなり、もう数ヶ月経ちました。
野良の茶虎猫を保護
寂しくて猫の鳴き声を気にする毎日でしたが、お盆前から家の周りに野良猫が来るようになりました。茶虎の子猫で、人を見ると素早く家の「縁の下」（床下）に逃げこんでしまいます。
保護して家猫になってもらうべく、以下のように捕獲作戦を始めました。
餌づけ
猫が出没する付近に餌としてミーが食べていたカリカリを置いてみると、夜など人気がない時に食べられてなくなっていました。その後も毎日朝夕に餌を置いておくと食べてくれます。
猫扉で家の中に
下写真の様に我が家では以前からみー用に玄関に猫扉をつけています。
玄関にある猫扉
餌を置く場所をこの猫扉に徐々に近づけていきました。
そしてこの猫扉を外に開かない状態にロックし、ストローをつっかえ棒にして内側に半開きにセットしました。内側の玄関土間の扉をすべて締め、猫扉近くに餌を置いて待ちました。
一度目はドアが閉じず食い逃げされましたが、2度目にドアがうまく締まり玄関土間に閉じ込めることができました。私が土間に入ると猫はびっくりして玄関引き戸収納部の隙間を見つけて逃げ込みました。すごくすばしっこいです。この隙間の奥には抜け穴があったようで縁の下へ逃げられました。
猫扉を取り付けたケージで捕獲成功
翌日、縁の下への抜け穴を塞ぎ、ミーに使っていたケージに予備で飼っておいた猫扉を取り付けて待っていると、また餌につられて土間に入ってきて閉じ込めに成功しました。
私が土間に入ると前回同様に隙間に飛び込み、音がしなくなりました。縁の下への穴は塞いでいるので隠れて潜んでいるに違いありません。
それで、ケージの中に餌をおいて猫扉をストローで半開きにして放置し、その場を離れました。
一時間ほどして音がしたので見に行くと見事ケージに入っていました。近づくとシャーと威嚇してきます。
ケージを居間に移動
移動するためケージを二人で持ちましたが、猫は中で大暴れしケージを持つ手を引っ掻いてきます。なんとか居間に運び込みました。
捕獲したケージを居間に移動した
チャミと名付けました
人を極端に恐れてケージに近づくとシャーを繰り返します。
それでも餌を置いて離れていると食べてくれます。トイレもちゃんとしてくれました。
ケージで怯えるチャミ
猫の体型は胴が細く痩せて脚が長いです。毛も短いですが、怪我等はなく健康そうで、ちらっとにゃん玉が見えたのでオス猫のようです。体格、眼の色、歯の様子から月齢4-5ヶ月と推定しました。
名前は「ミー」に愛着があり、「茶色のミー」ということで「チャミ」と名付けました。
チャミは極端に人を恐れて凶暴ですが、落ち着いたら検査のため動物病院に連れて行こうと思います。
