シンク周りはすぐにヌルヌル汚れがついて掃除がいやですよね。特にゴムやプラスティック製のものは、掃除してもすぐヌメリが出てきます。
そこで、これまでなんとなくやってきた方法を見直して合理化しようと思い立ち、作戦開始。まずステンレス製の三角コーナー、洗い桶、排水口の水切りかごとカバーを買いましたが…
目次
シンク周りの理想
シンク周りは次のようにあって欲しいです。
清潔
菊割れゴムの排水口プレート、プラスティックの洗い桶、三角コーナー、水切りかご等暫く掃除しないと雑菌でヌルヌルしてきます。いつもピカピカとは言いませんが、ヌルヌルは無いようにしておきたいです
エコ
できるだけ環境負荷になるものを下水に流さないで環境にやさしいこと。
調理で出る生ゴミをそのまま燃えるゴミとして処理するのが一般的ですが、全て燃えるゴミに出すのではなく、できるだけコンポストで堆肥にして利用したい。
簡単
ゴミ捨てを簡単にしたい。掃除も時間をかけたくない。(^_^;)
現状
我が家のシンクは30年以上前の古いものを今も使っており、そのシンク周りの現状は以下のとおりです。
洗い桶
かなり前から使っているプラスティック製です。古くなってきたせいか、すぐヌルヌルしてきます。
三角コーナー
ステンレスの網タイプの三角コーナーで、これにの不織布の水切りフィルター(三角コーナー用)を併用している。
- 網の間にヌルヌル汚れがつき、掃除が面倒
- 夏はミバエが発生しやすい
- 再生ゴミとしてコンポストに投入する場合、水切りフィルターが邪魔になる
排水口
排水口は下の写真のようになっていて、水切りかご(右側の写真)は細かい孔が開いている
- 水切りかごに小さな穴がたくさん開いているので、汚れでつまって水引けが悪くなりやすい
- 無駄にゴミ受けが大きく、その分掃除面積が増える
- 排水口のカバーがなくて箸やスプーンがよく落ちる
- 菊割れゴムのカバーも考えたが、ヌルヌルするのでいやだ
私の合理化改善案
全てステンレス化
ゴムやプラスティックはどうしても早くヌルヌルしてきます。その点ステンレスはヌルヌルしにくいし、掃除で簡単にきれいになります。
生ゴミの堆肥利用と利便性を両立
生ごみはできるだけ堆肥として再生したいものです。一方捨てるなら使い捨てフィルタで手を汚さず手軽にポイしたいですよね。
そのためにシンクで出るゴミの次のように区別します。
生ゴミ以外は直接ゴミ箱へ
腐らないビニール系のゴミ等は堆肥化できませんので、分別して捨て生ゴミと混ざらないようにします。
生ごみは基本三角コーナーへ
- 調理途中に出る生ゴミ
- 食べ残し
は三角コーナーへ投入します。
三角コーナーに溜まった生ゴミは、まとめてコンポストへ運びます。細かいごみは無理せず排水口に流しますが、これで生ゴミの95%以上を堆肥化利用できます。三角コーナーにはコンポスト投入時邪魔な水切りフィルターは使いません。
洗い中の小さなごみは排水口へ流す
- シンクに落ちた生ゴミ
(大きなものは拾って三角コーナーへ) - 食器洗い中に出る細かいゴミ
は排水口へ流します。
排水口の水切りかごにフィルタをセットしておいて、細かい生ゴミを集めます。
水切りフィルタは不織布でゴミを完璧に漉す
水切りはメッシュ(網)やパンチング孔より不織布フィルタが優れています。一番細かいゴミまで漉せるうえ、そのままポイ捨てでき、手を汚さず簡単です。
不織布フィルタは百均で30枚入りを売っていますので、コストも高くありません。
水切りかごの細かいメッシュは不要
水切りかごは、メッシュ(網)のものや細かい孔のものはヌメリが発生しやすく掃除が大変です。不織布フィルタを併用するなら、粗い孔開きの方が詰まりにくく掃除もし易いです。
シンクアイテムの購入
ネットで調べて次の物を購入しました。
洗い桶
ステンレス洗い桶はパール金属 アクアシャイン ステンレス製 D型 洗桶 30cm (ゴム足付) H-6296(Amazon)を買いました。
形がD型なのでシンクのスペースを無駄にしません。また立てて置いて水を切ることができます。
底にはゴム脚があります。
三角コーナー
夏に発生するミバエ対策として蓋付きのパール金属 アクアスプラッシュ 抗菌 ステンレス製 深型 三角コーナー 【日本製】 H-9176(amazon)を購入した。
頭書写真のように調理時蓋はかけておける。またコンポストまで運ぶとき汁受けとして使え、別の受け皿を用意する必要がなくなった。
底にはゴム脚があり水切りを助ける。
排水口水切りかご
浅型ステンレス排水口水切りを探したが、我が家のサイズに合う直径135~140mmに合うものがない。
とりあえず網のもの
カラサワ社製 純銅と18-8ステンレスを編み込んだ抗菌ハイスイネットミニバスケット(大)楽天(写真右)
を買ってみた。
直径が144mmあり、排水口の上に載せるにはよいが、その上のカバープレート(蓋)として適合するものがない。
その後、百均(ダイソー)で右のものを見つけ、サイズが合うか心配だったが、百円なので買ってきた。
家で測ると、サイズが直径約134mmで一般的なサイズであったが、我家のシンクでは、排水口の上部に止まらず下に落ち込んでしまった。
排水口プレート
最初寸法を考えずに「メール便・送料無料」★☆SP-201 流し用ステンレス目皿 伸晃 |1605NFTM(楽天)(写真右)を買った。下側の直径が144mmぐらい有り我が家の排水口にはまらない。
暫く上に載せるだけで使ってみたが、切れ端の生ゴミが引っかかり流れてくれない。(≧▽≦;)
次に排水口サイズが我が家のシンクにも合うカラサワ 18-8ステンレス DX排水口キャップ防臭カバー付き(楽天) を買いました。
- 蓋がスライドするので臭いも防ぐ
- 排水口サイズ:133~145mm
排水孔は半円型開口になっています。
対応排水口サイズが133mmからなので我が家のシンクにもはまるのですが、余裕がありすぎてぴたっとセンターが決まりません。
排水口周りは改造で対応
排水口に関しては、我が家のシンクは標準とは形状が違うようで、上記購入品そのままではサイズが合わず、うまく使えませんでした。
それで仕方なく改造して対応し、最終的には下記写真のようにできました。
ゴミのフィルタのセット
大きい生ごみは水切かごで受けて堆肥に、細かいものはフィルターにたまりますので水を切って燃えるゴミとして出します。
改造の詳細については、別途下記の記事に掲載しました。
使ってみて
シンク回り悩みが解決し快適になりました。゜∀゜!!
できる範囲でベストの状態になったと思います。
洗い桶
大きい方のサイズを買ったのですが、使用感としては更にもう一回り大きいほうが良かった。使用後写真のように立てて水切りができるのは便利です。
三角コーナー
三角コーナーの中の生ゴミはむむやみに濡らさないのがコツです。乾燥している方が腐敗しにくく、捨てるときも容器にくっつかず捨て易いからです。
永年の習慣で細かい生ゴミが含まれる洗い桶の水切りとして使うことがあったのですが、三角コーナーの中に在るものを濡らしてしまいます。不織布フィルターがあるのですから、直接排水口に流せばよいのです。
また、洗い物の最中は蓋をして飛び散った水がかからないようにしています。
蓋はハエやミバエにも効果があります。小さい孔があるのでミバエには完璧ではありませんが、それでも数がぐっと減りました。私的には横の孔(特に上方)は無い方が良いです。来年の夏はアルミテープで塞いでみようと思います。
コンポストに投入時細かい生ゴミがくっついて残る場合がありますが、シンクに戻って洗い流せば掃除も完了です。
排水口
上記写真のようにすっきり綺麗に見え、箸やスプーンなどは落ちず、ゴミは流れてくれて快適です。
水切りかごの容積が小さいですが、これ以上溜めるのはだめというサインにもなり丁度いいです。
排水口プレートの蓋はなくても中は見えませんし、排水口からの匂いもしませんので、今は外しています。
手入れ
やはりこまめな掃除が大切
ステンレス化したからといって、汚れないわけではありません。
やはり 、三角コーナーや水切りかごの生ゴミをこまめに捨てることと、ひどく汚れないうちに掃除することが大切ですね。
ナチュラルクリーナーを活用
シンク周りのヌメリ取り・予防には除菌・漂白効果が高い「過炭酸ソーダ」が有効で、おおいに活用しています。
この他に環境にやさしいナチュラルクリーナー剤として、重曹やセスキ炭酸ソーダもシンク周りに常備して重宝しています。詳しくは下記記事を参照くださいませ。