一昨年の秋、初めてジャンボニンニクを植えて昨年収穫し、その中から4個を植えておいたのですが、4個とも無事育ってくれ、いよいよ収穫です。
収穫したジャンボニンニクの観察
掘り起こして観察してみます。
大きさ
やっぱり大きいです。右の写真でどれくらいジャンボかビール缶と比べてください。
こぶのような小さい粒球(以下小粒球と呼ぶ)がありますが、硬い殻に覆われた小さな球根であり、これで繁殖する点でニンニクとは別種とされるそうです。この小粒球と大きさ以外、外見はニンニクと同じです。
一般的なニンニクより臭いが少ないので、通常の下味的な使い方だけでなく、ニンニクそのものを味わうことができます。
分球の様子
右は外の皮をはいだものです。4つの球(鱗片)に分かれているのがわかります。 増殖率は4倍ですから、作物としてはやや効率が悪い部類になります。 昨年収穫したものの中には、ひとつのまま分球しないでまるで玉ねぎのようなものもありました。
それとこうしてみると根が立派ですね。
個別の鱗片と増殖方法
さらに、鱗片一個ずつにばらしたものです。
大、中の球は2本分、小粒球は4本分です。
茶色に変色しているのは虫?にかじられたものです。
ジャンボニンニクは通常大球を植えますが、小粒球、種と3種類の増殖方法があることになります。
中以上の鱗片を植えれば翌年大きなニンニクを収穫することができ、小球も3~4年くらい育てると大きなニンニクになるそうです。
実は昨秋大球と一緒に小粒球も植えてみたのですが、雑草に負けて芽が出ませんでした。今年も挑戦してみる予定です。
保存
残りの2本は保存のため玉ねぎと同様につるしました。(写真右) 来年分はこの中から選んで秋に植えようと思っています。
ジャンボニンニクに限らず、ニンニクは当面の保存は大丈夫ですが、長く置いておくと腐ったり、ガスが抜けてカスカスになることがあります。 ひとつの方法として、千切りにしたりすったりものを小分けにして冷凍保存しておくと、いつでも料理に使えて便利です。