だまし絵(トリックアート)

板にかけて整頓された工具。実は板に見せたキャンバス上の’絵’です。実によくできています。

だまし絵(トリックアート)にも種類がありますが、ここに掲載するのは平面に書かれた絵が立体に見えるものです。

【改定履歴】 

  1. 初稿 2012年6月11日
  2. 大きな写真を使って構成し直しました。2025年8月25日

 立体に見えるだまし絵

以前に北海道を旅したとき、上富良野町の深山峠にある かみふらの深山峠アートパーク のトリックアート美術館で撮影しました。トリックアートの美術館は全国にいくつかあり、通常の美術館と違い大抵撮影自由でアミューズメントパークのように楽しむことができます。

立体に見せるために、遠近法、影の書き方、額縁にはみ出して飛び出す「描表装(かきびょうそう)」などの技法が使われています。

下の車の飛び出す絵も含め、ほとんどが実物大で描かれています。そのことで迫力やリアル感が出るのです。 一旦カメラに収めるとその点が弱くなりますが、視点が固定されるのでトリックを見破ることが困難になる面もあります。

ただ、上の「工具」と右下の「透明袋の野菜」の絵のように、場内の照明による影と絵に描かれた影の方向が違うことで矛盾がわかることがあります。

もう一度言いますが、ここに掲載の写真は立体物に見えますが、全て絵画(だまし絵)を撮影したものですよ。じっくりお楽しみあれ。

※各写真はクリックで拡大し、左右矢印キーで連続して見ることができます。大きく精細なほうがより立体に見えます。

水槽から魚が飛び出しています

 

リアルな質感の皮ジャンパー

場内の照明方向が良く靴の影が自然です

  

展示場では車が実物大で大迫力です

 

レトロな雰囲気が良いですね

 

左右の見る角度により足の長さが変わります

羽根が飛んでいるよう

 

手は見学者。掴みたくなるくらい、そこにある

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