車輪付き集草かごの修理

長年使ってきた車輪付き集草かごが壊れました。本記事はこの破れたかごを交換します。かごはリベットで固定されていたのでハンドリベッターという工具を使いました。

車輪付き集草かご

車輪がついた集草バッグ(集草かご)

刈った草を集める集草かごは円筒や箱形などのものが販売されていますが、大きいものは草を満杯に詰めたあとの運搬が大変です

なおこのかごバッグボックスなどとも称されますが、本記事では基本的にかごに統一します。

ミナト キャスター付きガーデンボックス

もう9年ほど前になりますが、ミナトワークスのホームページでキャスター付きのものを見つけてこれは便利そうだと思い購入しました。

ミナトワークス GLBC-160 ガーデンボックス(ガーデンリーフバッグ) 

類似品もある

今調べると上記製品はアマゾンでは在庫がなく、Yahooストアで買えるようです。またYahooストアでは右の類似商品も販売されていました。

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使用感

GLBC-160の使用感ですが、草や剪定の枝を集めて運んでいますが、便利です。160lとたくさん入り、縦長なので長い草や枝も入ります。キャスターがついているので運搬が楽です。私はしませんが、中にゴミ袋をセットしておき、袋ごと取り出してゴミ出しする使い方もあるようです。

ちりとりが付属していクリップで取り付けるようになっています。最初は使っていましたが、いつの間にかクリップが落ちてしまい、なくしてしまいました。以降ちりとりを使わなくなりました。

かごを縮めて固定し、持ち手を倒して折りたたむ事ができ、省スペースになります。(私は面倒で折りたんでいません)

あと、かごの生地が薄いのが気になります。大きな枝など重すぎるものを入れると破けたりする可能性が高いです。

かご部分が壊れた

重いものを入れることなく主に雑草を運ぶのに使っていましたが、数カ月前ぐらいから上部が一部裂けるように破れてきました。騙し騙し使っていましたのですが、先日草を押し込んだらとうとう下の写真の様に完全に壊れ、使い物にならなくなってしまいました

壊れたガーデンボックス

かごの部分がひどく壊れた

対応策検討

壊れたのはかごだけなのでもったいないし、どうしようかと考えました。

  1. かごを修理する
    テントに使うような丈夫な布地でバッグを作る。螺旋リング金具は再使用する
  2. かごのみ交換
    替えボックスが売っているか、または流用できる物が売っていないか
  3. 廃棄

1.の修理はできなくはないが時間とコストがかかる。2.の流用できるものはサイズが合わず探せなかった。

ボックスのみで売っていた

が、なんと替えかごが売っていたのです。販売元のミナトワークスのホームページを見ると替えかごの表示があり、ミナトONLINEだけでなくアマゾン、楽天、Yahooショップでも売っていました。

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私はヤフーショップで購入しました。

修理作業

古いかごの取り外し

取り付け構造

バッグ交換のため、まず取り付け構造を観察します。

かごの上部はマジックベルトで支柱に固定され、下部は底板に3枚の押さえ板(ヒンジ)で固定されています。抑え板と底部は下の写真のように、ビスやボルトではなくリベットで固定されています。リベットを外せば押さえ板が外れ、かごを取り出せます。

リベットで固定された押さえ板

リベットを外す

押さえ板一枚につき2個、3枚で計6箇所アルミのリベットが使われています。リベットは使い捨てなのでドリルで削って外します。リベットは4φのようなので4.1φのキリ先を使用します。上から電動ドリルで穴あけの要領で進めると途中でリベットが貫通して外れます。

ワッシャーを確保

裏側にワッシャーがあるのですが、リベットにくっついて離れないときがあり、これを外すのはやや厄介です。手間を省くなら新品に交換します。再使用する場合はなくさないよう残しておきます。

ワーッシャーの規格:M4(内径4.5mm)外形12mm、厚さ1mm

私の場合一部錆びていたので新品に交換したかったのですが、手持ちになくわざわざ買いに行くのが面倒で、外した古いワッシャーを使いました。

草かごを外す

リベットを取ると押さえ板が外れ、草かごを取り外せます。下写真はは草かごを外したところです。

かごを取り外したところ

新しい草かごを取り付け

新しいく購入した草かごを代の上に載せます。固定用のマジックテープがポールの位置に近く、かつ左右対象になるよう位置(回転方向)を決めます。

ハンドリベッターを使用

ブラインドリベットをカシメる工具はハンドリベッターと呼ぶものが便利です。私は随分前に下記写真の工具を買っていました。安物ですが今も使えています。

ブラインドとは、リベットが通る穴があれば、穴の向こう側が見えなくても(背面にアクセスできなくても)リベットが背面に広がって固定できるからです。

随分以前に買ったブラインドリベッター

今でも同じものが売っています。超ロングセラーですね。

 
車輪を外す

配置的に車輪軸の下にある押さえ板があり、この押え板のリベットのカシメ作業に邪魔になるのでまず車輪の軸を外します。

車輪のホイールカバーを外し、抜け止めの割りピンを伸ばして抜くと車輪を外せます。片方の車輪を外せば、残った車輪と車軸を引けば抜けて取り外せます。

車輪のホイールカバーを外したところ

一旦固定するもミスに気づく

あとは固定するだけ。新しい草かごをセットし、手持ちのリベットを使用してリベット打ちしました。

とこが全部固定したところで、ワッシャーをかますのを忘れていたことに気がつきました。仕方なく、やり直しすることにしました。

リベットの長さが・・・

最初の一個を取り外して、ワッシャ-をつけてカシメめようとしたが、今度はカシメられないのです。ここでリベットが短いことに気がつきました。使っているのは薄板用(リベット長さ8mm)だったのです。

測ってみると締め付け部厚み寸法が約8mmあり、適応サイズより全然短い。

厚みに適応したブラインドリベット購入

  上記厚みに対応できるリベットをアマゾンで見つけ発注しました。

オノカツ AS-56

  • リベット長さ13.7mm、対応厚み6.4~9.5mm 
  • 材質:リベット部アルミ 軸部鉄

ありがたい世の中ですネ。翌日には到着しました。

リベット交換作業

改めて不正規なつき方をしているリベットを一箇所づつ外して交換します。

下記動画は最初のリベットの交換作業です。

私は成人男性の平均より手が大きい方ですが、リベッターを広げた角度が大きく、片手で掴むのに苦労しました。力も要りました。またリベットの長さに対し工具のストロークが短いため、一回でカシメできません。そのため途中で戻して軸を掴み直しています。

動画のようになんとかできましたので、続いて残り5箇所も同様に作業しました。

仕上がり

6箇所とも交換が終わり、底から見ると下の写真のようになりました。

交換後の底部

下は修理が完了したGLBC-160の全体です。これからも長持ちしてほしいです。

交換後の全体写真

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