車中泊で北陸ドライブ旅行

金沢へ行く用事ができたので、この機会に車中泊で北陸方面へドライブ旅行をしました。子供が小さかった時は家族キャンプをしましたが、車中泊での一人旅は初めてです。

旅の計画

遠出の機会に車中泊旅行

オークションで落札した機械が引き取り限定だったので金沢まで取りに行くのが第一の目的です。 そのついでに北陸方面を観光するわけですが、かねて車中泊をしてみたいと思っていたのでこの機会に一泊経験してみようと思います。

宿泊する所

宿泊場所はトイレと水道が無いと困るのでこれだけは最初に確定します。今回は道程の関係が良く温泉施設があるということで、石川県加賀市にある道の駅「山中温泉 湯けむり健康村」に決めました。

ドライブルートの概要

金沢周辺ということで 福井、石川、富山の3県を訪ねます。今回は高速道路を利用せず、下道を道の駅を利用しながらのんびりドライブすることにしました。気楽な一人旅ですので概略だけ計画しておきます。

  • 1日目
    朝出発し、下道を一日かけて途中の道の駅に寄りながら夕方山中温泉着で宿泊。
  • 2日目
    朝から金沢に向かい、午前中に荷物を受け取り。
    その後千里浜氷見砺波を巡って夕方帰途につき、深夜に帰宅。

敦賀~山中温泉

敦賀から国道8号線を行く

前日の台風の後始末もあり、予定より大分遅れて10月23日昼頃の出発になってしまいました。遅れを取り戻すため、予定を変更して最初は高速道路(名神・北陸道)を利用しました。高速を敦賀インターで降りて国道8号線に入り、途中道の駅で休憩しつつ山中温泉に向かいます。

道の駅 河野(こうの)

海岸沿いにある小規模な物産館併設の道の駅ですが、近辺に道の駅がないのでトイレ休憩には助かるところです。標高200mから若狭湾や敦賀半島を一望できるのが売りなのですが、当日は曇天でいまいちでした。

道の駅 西山公園

次に立ち寄ったのは鯖江市の西山公園にある中規模の道の駅で、農産物直売コーナーと鯖江の主要産業であるメガネや漆器などの鯖江ブランドの商品コーナーがありました。

道の駅 山中温泉 湯けむり健康村

福井市街から国道416号線を山手に進んで国道364線に入り山道を北に向かいます。峠を越えると石川県加賀市です。暫く走ると文字通り山の中に温泉街が現れ、夕方5時頃道の駅に到着しました。台風の直後にも関わらず駐車場(115台収容)にはたくさん車がありました。温泉の客が多いようです。

道の駅 山中温泉湯けむり健康村(当該施設のホームページより)

到着後明るいうちにと直ぐカーテンの取付にかかりましたが、手間取って終わった時にはあたりは真っ暗、雨も降ってきました。

温泉

隣にあるゆうゆう館の温泉に行きました。ゆうゆう館には簡単な食事ができる所もあるのですが、時間が遅くて閉まっていました(´・_・`)ので、温泉に直行です。

道の駅 山中温泉湯けむり健康村 ゆうゆう館の温泉施設 (「かが旅・まちネット」のホームページより)

500円の入浴料とは思えないかけ流しの本格的な温泉で、混雑していなかったのでじっくり楽しめました。o(〃^▽^〃)o

温泉から上がり、これから食事するところを探しに行くのが大儀なので、売店でカップ麺と温泉卵などとビールで済ませました。ロビーと広い畳の間がありました。

この道の駅は温泉がありがたいですが、施設近辺に本格的に食事できるところがないので到着前に食事を済ませておいた方が良いと知りました。_φ(・_・

宿泊

温泉から駐車場に戻ると、車が減っており、最終車中泊のため残った車は7台ほどでした。

洗面所はトイレの横にあり2つあり、男子トイレ(大)は一つでした。今回は空いていましたが、車中泊が多くて混んでいるときは待ち時間が生じるでしょう。

寝る前の時間は、タブレットでネットサーフィンして過ごしました。WIFIが無料で使えるのがありがたいです。

この後就寝しましたが、

  • 近くに外灯がありましたが、カーテンの遮光は十分でした
  • 近くの車がエンジンをかけっ放しでうるさかったので離れた位置に車を移動しました
  • 寒かったので途中から寝袋を2枚重ねにしました。

こうして眠りにつき、眼が覚めたのは朝8時頃でした。身支度した後、物産店を少し覗いてから出発しました。

なお、車中泊のノウハウなどは、本記事の最後に記しているように別記事にまとめました。

金沢~千里浜

福井県から石川県金沢市に向かいます。

道の駅 こまつ木場潟

小松市の国道8号線沿いにあるかなり大きな道の駅です。朝食のため立ち寄ったのですが、広いレストランでした。目当ての四季彩定食が11時からということで、( ̄△ ̄;)エ?? 残念。仕方なくトマトカレーを食べました。

直売店スペース旬菜市場じのもんやでは、野菜、山菜、果樹、銘菓・銘酒・工芸品などの物産品が写真のように充実していました。

道の駅 こまつ木場潟の旬菜市場じのもんや

道の駅 内灘サンセットパーク

金沢で用事を済ませ、千里浜方面に海岸沿いに向かうことにします。金沢から北西方向に走り海岸に出たところが内灘町です。ここで立ち寄ったのが中規模の道の駅 内灘サンセットパークです。

道の駅 内灘サンセットパーク

午前中でしたので見ることはできませんでしたが、その名の通り夕日がきれいなところだということです。

千里浜なぎさドライブウエイ

ここから海岸沿いの自動車専用道路のと里山街道に入ります。広い道で見晴らしがよく大変気持ちがいい。暫く走って今浜インターで降りると千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイの入り口です。

千里浜なぎさドライブウェイ

日本で唯一、車で走ることができる砂浜の道路で全長約8kmあります。私にとってここが今回の観光のメインですね。砂浜の波打ち際を走るのは実に爽快です。

千里浜なぎさドライブウエイ

私は勇気がありませんでしたが、水の中に入って行く車もありました。他にいくつかのグループがいましたが、みんなはしゃいでいました。一人では、はしゃげず少し寂しく感じました。

終点の千里浜インター口から出ると、道の駅 のと千里浜がありました。ソフトクリームを食べて休憩して次に向かいます。

氷見~砺波

石川県を後にして富山県の氷見(ひみ)に向かいました。

棚田の風景

氷見に向かう途中に見つけた風景です。

途中で見つけた棚田の風景

私はこういう長閑な風景が好きなのでゆっくり浸りたかったのですが、旅程の都合上先を急ぎます。

道の駅 氷見

道の駅 氷見は北陸で一番人気の大規模な道の駅ですが、当日は台風直後のためか比較的空いていました。

道の駅 氷見 (丁度人影が途切れた時に撮影)

氷見は漁港で水揚げされる海産物が豊かで、道の駅の中にも氷見漁港場外市場 ひみ番屋街があります。温泉もありますので車中泊にも都合がよく、人気のわけです。

私は写真で見えている回転寿司の店に入り食事しましたが、客が少ないこの時間帯は注文制でした。私の中では北海道で食べた回転寿司の次に美味しかったです。運転のためビールを飲めないのが残念でした。

砺波の散居村

以前見た散居村の展望風景が印象に残っていて、今回も是非見たいと思っていました。
時間が無くなってきたので先を急ぎましたが、これがあだで40km制限に気づかずネズミ捕りにかかってしまいました。(≧▽≦;)

それでますます遅くなり、砺波市内に入った頃は5時近く。道の駅砺波に行き散居村のビューポイントを尋ねると、それは近くの山にある夢の平スキー場だと教えてくれました。日が暮れかけていたので躊躇しましたが、やはり散居村をもう一度見たくて強行することにしました。

スキー場近くの散居村展望台に着いたときは5時30分頃であたりは薄暗くなりつつありましたが、日暮れの散居村の風景を見ることができました。o(〃^▽^〃)o

夕刻の散居村

写真のようにあちこちから煙が上がっていました。今でも薪を使って炊事をしているのか、それとも農家がもみ殻を燻して燻炭を作っているのかしらん?

夕闇が迫ってきたので帰路につき、下道をひた走り無事帰ることができました。

旅を終えて

道の駅もいろいろ

道の駅が多くできてトイレ休憩に困らないのは助かります。コンビニでも最近はコーヒーが飲めるコーナーがありますが、道の駅の方がゆっくりできるし、旅の気分がします。大規模な道の駅では地の特産物販売の他、食事ができたり、温泉施設が付属するなど施設により特徴があります。今回知ったのは無料Wifiがある道の駅が多いことです。

行先の情報をもっと調べておくべし

前記のように今回食事については不満が残りました。事前調査不足です。現地でおいしいところが運よく見つかることは少なく、あらかじめ狙いを付けておくべきでした。

また気軽に出かけたい

今回車中泊に慣れたので、今後も楽しみたいと思います。

車中泊はホテル代がかからない代わりに、それなりの準備・対応策が必要です。今回の経験を基に、これから車中泊を始める人に参考になる事項を下記記事にまとめましたのでよかったら参考にしてください。

車中泊旅行 事始め
前回の記事で北陸へのドライブ旅行を紹介したように、初めて車中泊を経験しました。その体験談とともに、これから車中泊を考えている方に参考になると思う事項をまとめました。

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