娘に頼まれ自転車を修理した記録です。
壊れているのは後輪のスポークと泥除けの2箇所。 女の子にしてはどうしてこんな壊れ方をするの?という感じ。 怪我したとは聞いていないんで、まぁいいか…
スポークの修理
スポークが外れて曲がっています。
廃棄するときにとっておいた古いスポークが使えました。 古い部品はとっておいても無駄になることが多いですが、たまには役に立ちます。
交換は専用の工具を使うと簡単にできます。
右の写真の左側がそれで自転車のスポーク用レンチです。 右側は今回使わなかったですが、リムからタイヤを外す時使用するレバーで2~3本対で使用します。
泥除けの修理
泥除け(後輪カバー)が大きく変形しています。よく見るとサドルの下の固定箇所で裂けています。
泥除けを取り外します。写真は外した後輪部分。
泥除けステー、チェーン、スタンドなどを外す必要がありました。 タイヤと泥除けの隙間が小さくスパナが使いづらいのでタイヤも外してしまった方がやりやすい。
取り外した泥除けは見事に裂けています。
金属製に見えますが、実際は樹脂にメッキしたものでした。 交換部品の入手は面倒そうなので、これを修理する方法を考えます。 パッチを当てるしかなさそうです。
パッチ(当て板)を作ります。 泥除けのアール(曲がり)にあった大きさの空き缶を探し、まず不要な天と底を切り取り取ります。
ディスクグラインダーと切断砥石を使って簡単に切れました。(右図)
筒状になったものを切り開き、泥除けの幅に合わせて適当な大きさの板にします。
出来たパッチを泥除けの裏に当てて、全体を包むようにアルミ箔を巻いて固定します。 アルミ箔は化粧を兼ねており、キッチン周りで使う糊のついたものです。 これだけでは弱いので、リベットで要所を止め、強化します。 最後に固定用の穴を元の位置に開けて泥除けの修理完成です。(右の写真)
使用したハンドリベッターです。 安物ですが役に立ちます。
修理完成
修理した泥除けを取り付け、ついでにブレーキの遊び調整、注油、タイヤの空気入れなどをして完成です。我ながらまずまずの出来でした。
使ったハンドリベッターは下記で購入したのものですが、取扱が終了したようです。 ハンドリベットセット MonotaRO TL4501
【特長】ハンドリベッターと使用頻度の高いブラインドリベットのセットです。鉄板・アルミ・樹脂の角パイプやL型材や板材の結合。ねじが切れない薄い材料も接合可能。 【セット内容】リベッター本体、各サイズノーズピース(4種類)、六角スパナ、ブラインドリベット4種(2.4、3.2、4.0、4.8mm×各25本) 【使用可能リベット(Φmm)】2.4/3.2/4.0/4.8(アルミ製) 【全長(mm)】260 【質量(g)】440(本体のみ) 【材質】本体:アルミ合金、炭素鋼製、グリップ:PVC製 【材質】ブラインドリベット:ピン/スチール製、フランジ/アルミ製 通常価格:1,565円(税込)
この種のものは多くの機種が販売されています。例えば、右のように私が購入したものとほぼ同じ内容のものがAmazonで売られています。