暫く前から散水用ホースから水漏れがしているのに気づいていたのですが、そのまま使っていました。 最近になってよく見てみると写真のようにかなりの勢いで出ており、放置できない状況です。
もう10年ぐらいは使っているので買い換えても良いのですが、例によって修理してみることにしました。
水道ホースから水漏れ
このホースは主に庭や畑に水を撒く時に使っているもので、普段は外に出しっぱなしにしています。 散水するとき漏れた水がかかることがあったのですが、夏の間は平気でした。秋になって水に濡れるのが冷たくなって放置できなくなったわけです。
水漏れの原因
穴が開いた原因は、ホースを片付けずに草刈機を使っていたので、刃を当てたかもしれないと思っていました。
水が漏れている部分を調べて見ると、右の拡大写真のように丸い穴であり、ホース自体の問題のようです。元々弱い部分があって老朽化で水圧に耐えられなくなったのでしょう。
修理用品を探す
何か良い修理アイテムがないかとホームセンターで探しましたが、ホースの水漏れを補修できると謳ったものがなかなか見つかりません。
かろうじてアサヒペンのパワーテープなるものを見つけました。 値段が安い割に、水に強い、強力粘着、多用途を謳っており、ホースの水漏れ修理のイラストもあったので購入しました。
右が買ってきたパワーテープで、色は違いますが梱包用布テープに近いものに見えます。made in USAでした。
パワーテープを使って修理
パワーテープを巻き付ける
まず漏れている周辺の汚れを取り、水分が乾くのを待って作業します。 テープに伸縮性が無く、ピッタリ巻くのは結構難しいが、なんとか二重に巻き付けたのが右の写真。
左側が修理部分で、右側は漏水箇所を示す目印のために巻いている。 というのは言い訳で実は最初場所を間違えて隣に巻いてしまったもの(^_^;) 水を止めていると漏水箇所がわかりにくいのです。
修理結果
水漏れが止まったようなので散水作業を行った。作業後、ホースの先で水を止めて水圧がかかった状態で見ると右の写真のようにまた水漏れ。
(≧▽≦;)アチャー
右側の隙間からの漏れだけでなくパワーテープ自体に細い穴が開いて、上方にも水漏れがしている。
パワーテープの説明を見直すと
・梱包用布テープ比較で優れた防水力、抜群の耐久性
・緊急補修用で長期間補修機能を維持するもではありません
おいおい!それならイラストは誇大広告だ。やはりアサヒペンはテープでは新参、日東電工など老舗ならこんなことはないだろう。
自己融着テープを使って再修理
これであきらめないで考えていたら自己融着テープを思い出しました。
自己融着テープとは
自己融着テープは、ブチルゴムからできていて自分同士でくっつく性質があります。製品はテープの表面の薄い皮膜でテープ同士がくっつかないようにしてあるが、使うときにテープを2~3倍に引き伸ばして巻き付けると皮膜が破れてくっつき、一体化します。
BSアンテナのケーブル接続部など電気工事関係の防水用途によく使用されます。 よって防水機能は期待できますが、柔らかいのでそのままでは水道の水圧には耐えられないでしょう。
自己融着テープを巻く
柔らかいのは、上から別の物を重ねて巻けば補強できるのではないかと思い、試してみることことにしました。
BSアンテナ工事の時に余った自己融着テープが手元に残っていたので、早速巻いてみます。テープを2倍強の長さに伸ばしつつ、テープ幅の半分を重ねながら巻いていき、往復して2重に巻きつけました。
確かに接着剤が無いのに巻きつけ後はくっついて右の写真のように一体化しました。
パワーテープを重ね巻き
電気関係の工事では自己融着テープの上からビニールテープを重ね巻きして保護しますが、ここでは、先のパワーテープを使います。
パワーテープは伸びないので、今回のように融着テープのふくらみがあると、しわ無く綺麗に巻くことが困難です。 巻きつけ後は、右写真のようになりました。
再修理結果
水漏れは完全に止まりました。散水作業を行っても問題ありません\(^▽^)/ 耐久性が心配ですが、暫く使って様子を見ることにします。
【追記】今日も使用しましたが、2か月以上経過しても水漏れ無く使えています。(2014/12/4)