重曹などの移し替え時に漏斗に粉が詰まって不便だったので、粉用の漏斗をペットボトルで作りました。
粉がつまって漏斗が不便
先の記事
で紹介したように重曹を24kgまとめ買いし、その後過炭酸ナトリウムも20kg買いました。これらを保存容器から普段使いの容器に小分けする時、こぼさないように漏斗を使います。なおろうとはじょうごともいい、どちらも漢字は漏斗です。
右写真が使っている漏斗ですが、重曹等を容器に移すとき細い足部に粉が詰まります。箸でつついたりしていますが手間がかかり不便です。この漏斗は液を瓶に入れることを想定したものでしょう。
世の中にはちゃんと足部の口径が大きい粉末漏斗(粉体漏斗とも)というのがあるらしいですが、100円ショップにあるのは似たり寄ったりで、どれも先が細いです。
足部の口径はペットボトルの口くらいの太さが欲しいので、それならとペットボトルで作ることにしました。
ペットボトルで粉末用広口漏斗を作る
材料のペットボトルは、家にあった1リットルの炭酸水(右写真)の物を選びました。
シンプルな丸型で大きさも丁度良く、目的にピッタリです。
ペットボトルを切る
漏斗に使うペットボトルの上部を切り取ります。以下は私流です。
切る位置のガイドラインとしてテープを貼る
ペットボトルに切断線を正確に書くのは意外と難しい。今回はセロテープを貼りました。一周すれば傾きがわかりますので修正しながら2周ぐらい巻けばほぼ正確に巻けます。切り取り線の下側に貼ると後でめくる必要がありません。
カッターでざくっと切る
最初の切り込みはカッターがやりやすいので、まずカッターでざくっと切ります。
鋏で丁寧に切る
次に鋏でテープの端に沿って丁寧に切って行きます。
私が使用したのは写真のリサイクル鋏で、下記記事で購入したものです。この形は、牛乳パックの切り開きの他、こういうとき使いやすいです。
切断面を処理する
サンドペーパーで磨く
切った面を平面に敷いたサンドペーパー上で磨き、平にします。
次にサンドペーパーの小片で断面の角を磨き、角を落とします。このとき、角以外の面をこすると傷を付けてしまいますので注意します。
切断面の熱処理でデザイン性アップ
上記だけでは如何にも切断しましたという感じなのでもう少し処理します。熱で少し端面を変形させるのです。
右写真のようにクッキングシートを敷いたフライパンを熱した状態で、漏斗を置き、直ぐ上げます。変形具合を見て足りなければ再度行いますが、だんだん内側に曲がってきますのでやり過ぎないよう注意してください。私は1個目は曲がりが大きくなり過ぎ、失敗しました。(^_^;)
下の写真で、切断面が丸っぽくなったのがわかるでしょうか。
印刷された文字を消す
ペットボトルには製造に関する記号が印刷されています。そのままでも良いのですが、ここでは消してみます。
使うのは右写真のシールはがしです。100円ショップに売っています。シールはがしにも種類があり、中には樹脂を溶かすものもあるので注意しましょう。(ノートパソコンに使って失敗したことがあります)(-_-;)
これをスプレーして、ごにょごにょすると簡単に取れます。下の写真の左を処理したのが右です。僅かに文字が残っていますが処理が荒かったためで、この後もう一度処理して完全に消えました。
キャップネジの突起を削って足部外径を細くする
口が小さい方の容器に入らない
実際に使って見ると過炭酸を入れているmeetsで買った容器(写真左)は良いのですが、重曹を入れているダイソーの蜂蜜ポット(写真右)は口が狭くて漏斗のごく先しか入らず不安定です。キャップネジの突起が当たっており、これが無ければ安定するところまで入りそうです。
ネジの突起を削る
それで下の写真のように、キャップネジの突起をヤスリで頑張って削りました。
これでダイソーの蜂蜜ポットにも使えるようになりました。
下が完成した全体の姿です。
頭初の写真がダイソーの蜂蜜用容器で使用しているところですが、狙いどうり重曹でも詰まらず、さっと入ります。もっと流れにくい珈琲の粉(中挽き)にも使えました(^∀^
作ってみて
ペットボトルを2個用意して1個目は練習して、2個目で完成すれば良いと思います。私も1個目は上記のとおり熱処理で失敗しました。
ペットボトルの再利用として今回は単純なアイデアですが、つり下げプランター・植木鉢(例:
ベランダ栽培するならペットボトル使おうよ!アイデア全部見せます♪ | iemo[イエモ] や風車(例:よかっぺ木工DIY&釣り : ペットボトル風車の作り方)を始め、世の中色々やっておられます。私もまた何かにトライしてみようと思います。
このように再利用してもごく一部です。残りはゴミとして捨てるのではなく、洗ってリサイクルに出しているのはもちろんですよ、あんちゃん。