今冬はこれまで暖冬でしたが、ここに来て寒くなりました。
膳所の琵琶湖岸を散歩していたら、この寒いのに写真のように湖上にこぎ出す人がいてびっくり。危なっかしい!?
帰ってきて調べたら「スタンドアップパドル・サーフィン」と言うそうです。こんな場所でいいのかな。規制はないの?
私は近くにある大津プリンスホテルからの帰りだったのですが、こちらもこの角度から見ると、危なっかしくないですか!? 簡単に倒れそうに見えるし、鋭利な角で手を切りそうな(^_^;)
この思い切ったデザインは高名な丹下健三氏の設計です。バブル期の1989年開業で、地上38階建て高さ136.7mです。
琵琶湖周辺の景観を守るため、当地「におの浜湖岸エリア」は、高さを31メートル(マンションでいうと11階)に規制されていますが、このプリンスホテルは景観条例制定前の建築なのです。一個だけ独立してデザインも良いせいか、景観を損ねている感じはしません。
一方、近隣住民の反対訴訟にもかかわらず、地上22階、高さ75.8mの超高層マンション「デ・リード大津におの浜レイクサイドタワー」が、2003年にこのエリア内に建ちました。周辺のマンションが11階で高さをそろえているのに、これは醜いです。大津市は総合設計制度というものを適用して許可したそうですが、そんな例外判断なんてまったく必要が無い所でしょう!!
景観は人により感じ方が違い難しいですが、先見性ある条例と、それ以上にその趣旨を踏まえた運用が重要です。