今年は9月に入っても雨が多く、草がよく伸びて草刈りに忙しいです。
使っている刈り払い機の刈り刃がチップが取れて切れなくなったので取り替えようとしたら、取り外せなくて困りました。
【追記】レンチが空回りしてボルトを回せない場合の対処法を追記しました。(2017.7.20)
ボルトが固く固着して緩まないのです。刃が危ないし、安定した状態で力を加えることが難しい。潤滑剤のクレ556を吹き付けても効果がありません。
目次
外せない理由
外せない要因としては、以下のことが考えられます。
左ネジである
ご存じのように、このボルトは刃の回転方向からして緩まない方向である左ネジになっています。逆に言うと、ショックがあるごとに締まる方向に働いて固くなります。
刃を固定しにくい 安定しない
刈り払い機を裏返しに置いて、刃の回転を止めながらレンチを回すのですが、刃の位置が安定せず、力が入りません。
付属レンチがちゃち
刈り払い機にはボルト用のレンチが付属していますが、小さくて力が入らない。またボックス部が板金製で精度がいまいちで滑りやすい。
ボルトの頭が擦り減ってレンチが空回りする【2017年7月20日追記】
先日、兄が「刃を外せない」と言ってきたので駆け付けたところ、ボルトの頭が擦り減って角が取れ、丸くなっていました。サイズがあっているはずなのにレンチが空回りしてしまいます。
通常刈り払い機には、右のようなボルトの頭を保護する凹みがある「ボルトカバー」がついています。
兄の刈り払い機には、新品のときからかどうかわかりませんが、この凹みがなく、直にボルトの頭が出ています。そのため使用中に擦り減ってしまったのです。
固くなった回転刃固定のボルトを緩める方法
私が外した方法
上記問題点を克服すべく、次のようにして外すことができました。
- 安全のため手袋をする
- 刈り払い機を裏返しに置く
- 万力で刃を挟む
万力で刃を挟みことにより安定して固定できます。万力はできるだけ大型の方が良い。 - レンチを当て、棒をハンマーで叩く
叩くショックにより緩めます
実際の様子が、下の写真です。
左手でレンチのボックス部を刃に直角に押しつけ、右手に持ったハンマーで叩きます。もちろん、左ネジですのでナットが時計回転の方向に回るように叩きます。
手元にあった大きなハンマーを使いましたが、普通サイズのトンカチでよいです。
また、今回は付属レンチで外れましたが、しっかりしたボックスレンチかスパナの方が良いでしょう。
ボルトがすり減ってレンチが空転して回せない場合【2017年7月20日追記】
レンチが空転して外せない場合は、次の二つを試してください。
- 力の入る大きいプライヤで掴んで回す
前記の兄の草刈り機は通常のプライヤでは回りませんでしたが、水道用のプライヤ(右のような形の物)を使って回すことができました。
- ボルトの頭を削って角を作る
完全に丸くなってしまっているとプライヤでも滑って回らないことがあります。この場合はやすりやグラインダーでボルトの頭を削って角を作り、プライヤや万力で掴んで回します。
ボルトとボルトカバーの交換
摩耗したボルトは新品に交換が必要です。機種により使用ボルトはM7、M8、M10(数字はネジの外径を表す)のうちどれかですが、左ネジなのでホームセンターなどには在庫がなく取り寄せになるかもしれません。ネットでも売っています。
また、ボルトの頭を保護するカバーがない場合や擦り減ってきている場合は、新しいボルト保護カバーを取り付けてください。
今回私も上記写真でわかるようにボルト保護カバーが擦り切れていたので、壊れた草刈り機から部品取りしたものに交換しました。(次の写真参照)
新しい刃を取り付けた
古い刃が外れたので新しい刃を取り付けたのが下の写真です。ボルト保護カバーを交換しています。
早速使ってみるとサラサラと気持ちよく草が刈れます。♪(゚▽゚*)
使用している補助具
上記写真で分かるように下記の部品・補助具を付けています。
- さらい君 (棒状の物)
草を刈りながら左へ寄せることができます。 - まき草カッター
巻き付いた蔓などを切って絡まないようにします
この他、現在はボルト保護カバーを樹脂製安定板に置き換えています。これら私が使っている刈り払い機の補助具について
の記事でまとめて紹介しています。
コメント
草刈機の刃が外れず困ってました。万力使ってで外れました。
助かりました。
ありがとうございました。
ミカンさん コメントありがとうございます。
当ブログでは訪問者の役に立つ記事を心がけていますので、このようなコメントを頂くと一番嬉しいです。