平地で桜は終わった時期でしたが、友人に「近所の里山に桜とは違うピンクの花がたくさん咲いているので見に行こう」と誘われて行ってきました。4月21日のことです。
小葉の三つ葉つつじ
ピンクの花がたくさん咲いていた
山の中腹に登ると、ピンク色の花が咲く低くて細い木がたくさんありました。友人曰く、これでももう時期を過ぎてしまっていて、一週間ほど前はそれはもう花盛りだったと言います。


本来の「三つ葉ツツジ」は関東地方から近畿地方東部の太平洋側に分布し、主にやせた尾根や岩場、里山の雑木林などに生育し、雄しべが5本であることが大きな特徴です。
しかし写真の三つ葉ツツジは雄しべが10本ありますので、葉が多少小さい「小葉の三つ葉ツツジ(コバノミツバツツジ)」と判りました。本州中部以西から九州まで分布し、特に乾燥したアカマツ・コナラ林などでかなり普通に見られるという。
タラノキ
頂上付近で見つけたタラノキ
頂上の少し広い所にでると、下の写真の植物が所々に生えていました。
これは一目で「鱈の木(タラノキ)」とわかりました。花ではありませんが赤く色づいて綺麗だなと思いました。 この木の新芽が有名な山菜としてのタラノメですが、芽を取るにはもう時期が遅すぎました。
なお、タラの芽採集のマナーがあるそうだ。通常は複数ある枝の頂芽のみを採集し側芽を残す。そうでないとその枝は枯れてしまう。また幼い一本立ちのタラノキの芽を取るとその幼木全体が枯れてしまう。
山桜
4月21日に満開の山桜
一本だけですが、平地の桜に遅れて咲く野生の山桜がありました。人目に触れず咲いているのがもったいないような気がします。

松
庭の松
山ではありませんが、庭の松の新芽が元気に伸びてきています。この新芽は「ミドリ」とか「ろうそく」とか呼ばれます。

