手入れの行き届かない我が家の庭ですが、早春の庭の花の記事で紹介したとおり、生命力たくましく野生化した花達が咲いてくれます。
その後も、次々と色々な花が咲いてくれました。我家だけでなく折に触れてや近所の庭に道路脇に咲いた花など、今春撮影した花を紹介します。
まず今回は4月上旬から中旬にかけて撮影した花を紹介します。
ムスカリ
ブドウの房のような花が咲いた(4/11撮影)
四月上旬、庭の一角に、伸び始めた草に混じって葡萄の房が直立したような青紫の花が現れました。
一本の形は右の写真のように、直立した茎に葡萄のような多数の小さな花がついています。調べると、「ブドウヒアシンス」とも呼ばれる「ムスカリ」でした。
花の蕾は、下から上に順に膨らんで、先が開花していきます。
下の写真のように、未だ閉じている先の方は中においしい実が詰まってそうな感じがします。なるほど葡萄ヒアシンスです。
ローズマリー
4月16日撮影のローズマリー
代表的なハーブであるローズマリー。シソ科に属する常緑性低木で、和名はマンネンロウ(迷迭香)と言うそうです。
この木は15年ほど前に私が植えてその後は放任に近いのですが、今も元気で、近くを通るといい香りがします。 ただ、どういう訳か南側には成長せず、通路のある北側にばかり伸びて通路を塞ぐので困っています。 撮影時は残念ながら、一番綺麗な時期を過ぎていました。
白花柔毛風露(シロバナヤワゲフウロ)
4月18日撮影の白花柔毛風露
高さ20cm、花径2cm程度の目立たない野草です。今まで詳しく観察したことがありませんでした。
調べて見るとヨーロッパ原産の帰化植物で「白花柔毛風露(シロバナヤワゲフウロ)」でした。名前のように実やガク片、茎には細かい毛が生えています。花びらに深い切込みがあり、先端が細く尖った実をつけます。
園芸で「フウロソウ」と呼ばれる花にはたくさんの種類があり、わかりにくいです。よく店頭に出回っているのは欧米で改良・交雑された品種が一般的で、ゲラニウムと呼ばれます。日本では古くからある白い小花が咲く「現の証拠(ゲンノショウコ)」や、葉がやや大きくて赤紫の花が咲くアケボノフウロなどがあります。
ゲンノショウコは腹痛の民間生薬であり、名前の由来は、腹痛時に服用して効いたので「現の証拠」だそうです。
大犬のふぐり
4月18日撮影の大犬のふぐり
写真歳時記の大犬のふぐりの記事でも紹介しましたが、雨の後に撮影したためか、拡大した花びらは輝いていて綺麗でした。
ブルーベリー
四月中旬撮影ののブルーベリー
我が家には6本のブルーベリーを植えています。種類が全て違うので花や実がなる時期が違います。 こうしてみると花だけ見ていてもかわいくて良いものです。