毎日寒い日が続きますが、冷たい小雨の中、この写真を撮影しました。
というのは、この蔵は、道路拡張工事に伴ない明日にでも解体されるかもしれないと知ったからです。こんな風情ある建築が解体されるのは大変残念ですが、移築とかして維持するのは莫大な費用かかり、所有者が個人だと負担が大き過ぎるので仕方ありません。
単に蔵(くら)とよばれることが多いこの様式は土蔵造り・蔵造りなどといわれ、外壁が30cmほどの厚さの土壁で表面が漆喰などで仕上げられています。貴重品を火災や盗難から守るために江戸期以降全国で盛んに建てられ、裕福さの象徴でもあったわけです。
この蔵の持ち主いわく、「たいしたものは置いてないのに近年でも何回も泥棒に入られた」とか。本来盗難防止のためだったのに、逆に目立って狙われるとは皮肉なものです。
実は、我が家も数年前に泥棒に入られたことがあります。蔵があるわけでもないのに旧家風の外観で入ったようで、値打ちのある物が無くてもって行かれたものは無かったのですが、外灯、鍵、玄関戸などを壊された被害が大きかったです。
テレビの「開運!なんでも鑑定団」という長寿番組がありますが、放送で個人が高額なお宝を所有していることが知れ渡ってしまいます。
過去の出演者の方で、盗難や追徴課税などに見舞われた方はいるのでしょうか?(Yahoo!知恵袋)
やはり泥棒の被害はあるのですね。高額な鑑定を予想するなら、番組に出る前に対策を考えなくてはいけません。もっとも、本人が自信をもって高額予想の場合ほど、鑑定結果は偽物であることが多いですけど。