蓼科高原の旅

御射鹿池2

御射鹿池

8月に始めに長野県茅野市蓼科高原とその周辺を車で旅してきました。一日目は北八ヶ岳にロープウエイで登り、二日目は蓼科から美ヶ原までビーナスラインを往復して高原ドライブを堪能しましたが、いずれも有名どころですので諸兄もご存知でしょう。

三日目は蓼科高原エリア(茅野市内)を観光したのですが、こちらはそれほど知られていないと思いますので、今回それを紹介がてらのブログとします。

御射鹿池(みしゃかいけ)

朝一に向かったのは御射鹿池です。9時頃に到着しました。

御射鹿池

御射鹿池

当初の写真も合わせて御覧ください。

御射鹿池は昭和8年に作られた農業用ため池で、山からの水は冷たいのでここで温めてから水田用水とするようです。

水質は酸性が強く魚が生息できませんが、そのことから透明度が高くなっているとのこと。確かにそのまま絵画になるような綺麗な池でした。

横谷峡乙女滝

乙女滝がある横谷峡は、渋川の清流に沿った信州随一の紅葉の名所として知られ、横谷温泉から明治温泉へと向かう渓流沿いに約4kmにわたって遊歩道があり、いくつもの滝を眺めて散策できるとのこと。

乙女滝に向かう車はメルヘン街道から離れ、狭い道を横谷温泉に向かって進み、遊歩道の入口を少し行き過ぎると、横谷温泉の手前に4台くらい止められるスペースが有り停めました。

歩いて遊歩道入口に戻り、階段を降りていくとまもなく滝がありました。

落差30mの滝自体はそれほど高くはないですが、近づくと、豪快な水しぶきとともにマイナスイオンをたっぷりと体感することができました。こんな手軽にこんなに近く寄って楽しめる滝はめったにありません。

驚くべきことに、実はこの滝は人工の滝であり大河原堰の一部だというのです。

以下水土里ネットながのから引用です。

大河原堰は、江戸時代後期、比較的水量が多い茅野市北部の河川の余水を、複数の河川を結び、順々に南部の水不足地帯へ送るため、坂本養川が考案した用水路です

乙女滝は、渓谷が深い渋川を横断させるために築いたもので、河岸の急峻な崖を一気に落下させ、川に落ちる前に集めた水を水路橋(築造当時は、木製の掛樋)で渡し、渋川からの補給水と併せて下流へ流しています。

これは、岩盤を巧みに加工したいわゆる落差工で、滝の下では自然石を使って減勢させる工夫がされており、このため、滝壺のない滝となっています

今回は乙女滝だけでしたが、信州随一の紅葉の名所というので、紅葉シーズンにまた訪れて散策してみたいと思いました。

手打ち蕎麦 12ヶ月

丁度昼頃行ったのですが、店の前の駐車場は満杯、少し離れた第2駐車場に行ってもほぼ満杯でしたがなんとか止めれました。店に聞くと1時間半待ちとか、予約すると順番が近くになると電話してくれるということで、皆さん時間潰しに出かけたり、車で待機したりしている様子でした。

ノウゼンカズラ

非常に暑い日でしたが私達は付近を散歩してみたところ、民家の庭先で立派なノウゼンカズラ見つけました。

下記記事でも書いています。

ノーゼンカズラ
夏の代表的な花、ノウゼンカズラです。信州蓼科高原の旅の途中に民家の庭先で見つけました。 今年の夏は超暑いですがその炎天下で咲き誇った橙の花と空の対比、それに太い幹が印象的です。

 ようやく車が空いてきて第一駐車場に移動して待ちました。

切り株のオブジェ

なんとなく見ると店の向かいの民家の塀に切り株が乗っていました。なにか文字のようにも見えますが、オブジェなのでしょう。

建物外観

店の建物です。古い建物を敢えてそのままにしているようです。

入口は写真中央の所を右から入りますが、下のの動画のようにどんでん返しの扉になっています。

店内の様子

中に入り席に案内されました。中は雰囲気が良く、席から見える窓の外が綺麗でした。

女性ひとりが料理されているようすで、時間がかかるが丁寧なオリジナルメニューでした

料理

前菜と蕎麦がセットになっている昼食のコース料理を注文しました。まず前菜が出されました

前菜

このあとせいろ蕎麦が出てきましたが、蕎麦は冷たく細めで腰がありました。

最後にケーキなど3種のデザートとコーヒーを頂きましたが、長く待ったかいがあり、満足なランチでした。

尖石縄文考古館の国宝土偶

本では見たことがある国宝の縄文時代の土偶が見られると知り、訪ねました。

尖石(とがりいし)遺跡

八ヶ岳西山麓の大地にある縄文時代中期の集落の遺跡。宮坂英弌(ふさかず)が昭和5年(1930年)から発掘調査を行い、その後の研究で縄文集落の全容が明らかになりました。

尖石縄文考古館

尖石遺跡近くにある博物館。八ヶ岳山麓の縄文文化は縄文中期に反映のピークを迎え、数多くの遺跡から当時の豊富な土器が出土しており、それらが展示されていました。

それらの大小、あるいは立体装飾されたものなどたくさんの土器が展示されていましたが、今回特に注目は国宝の土偶です。

書く展示物に説明がついていますが、ボランティアの方がいて詳しく説明してくれたのが良かったです。

縄文のビーナス

縄文時代中期(約5000年前)棚畑遺跡出土 高さ27cm 重さ2.1kg

ハート型の顔と逆ハート型のお尻が特徴で、妊娠した女性の姿を表現していると考えられています。

縄文のビーナス

縄文のビーナス

縄文のビーナス(背面)

特にお尻の平らなのが世界的に評価されているのだとか。

仮面のビーナス

縄文時代後期(約4000年前) 中津ツ原遺跡出土 高さ34cm、重さ2.7kg

逆三角形の仮面をつけ、神に代わってマツリをする女性を表現したと考えられています。

仮面のビーナス

仮面のビーナス

仮面のビーナス(背面)

仮面のビーナス(背面)

いずれもレプリカでなく本物です。それをごく近くで見ることができて素晴らしい経験でした。(写真撮影も自由でした)

このあと諏訪大社へお参りして旅を終え、帰途につきました。

夜に無事に帰宅しましたが、暑さが・・・ やはり長野は涼しくて最高の旅でした。

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