気密保存容器~真空パンケース

ロールパンを入れたパンケース

毎日梅雨のうっとうしい天気が続きますが、こういうとき保存しておいた食パンがかびてしまった経験はありませんか?

毎日パンばかりではないし、家族が少ないと直ぐには消費しきれませんよね。それに自然食品の店やホームベーカリの場合、防腐剤を使っていない分カビやすいのではないのでしょうか。

私は袋のまま冷蔵庫の野菜庫に入れておくのですが、賞味期限内でもカビることがあり、対策せねばと思っていました。

食パンを長く保存する方法

結論から言って私がたどり着いた方法は

  1. 真空容器に入れる
  2. 冷蔵庫で保管する

つまり、日立の冷蔵庫でも宣伝している「冷蔵庫内で更に真空にする」方法ですが、以下詳しく紹介します

真空にもいろいろ

国語的に真空とは、「空気などの気体も含めて物質がまったくない空間」ですが、科学的にはこの状態は「絶対真空」といい、現実にこれを実現することは不可能です。

これまでの私の真空のイメージは絶対真空に近いもので、市販の真空を謳う容器は誇大表現だと思っていましたが、実は工業的には大気圧より低い圧力の空間を真空と呼んでおり、JISでもそう定義されているのです。

つまり、真空と言っても、絶対真空に近い本格的な真空から、大気より少し気圧が低い程度の簡易真空までいろいろあるわけです。

真空パンケース

購入

期限付きポイントの消費目的で物色中に、「真空密封でパンの乾燥を防いで、鮮度を長持ちさせる」と謳う「スケーター 真空パンケース BBR4N」(右リンク)を見つけて購入しました。

蓋付きケースにポンプが付属しています。ポンプは台湾製ですが、本体は日本製です。

スケーターブランドは初めて購入するので調べると、1950年に万年筆のメーカーとしてスタートし、現在はサンリオなどとコラボレーションしたキャラクターグッズの他、お弁当箱を中心に幅広く展開する生活用品総合メーカーで、本社は奈良市にあります。スケーターは、スケートで滑るように滑らかに書ける万年筆という意味で名づけられたという。

外観とサイズ

パンケース側面外観は写真のようなプラスティックケースで、外形サイズは約212×157×高さ190mm

入る食パンサイズは約195×132×135mm (スノコセット時)

一般的な一斤の食パンなら、余裕をもって入れられる大きさです。

ちなみに頭書の写真は、ロールパン6個入り袋を二つ折りにして入れています。

真空にする機構
パンケース上面

情報からみたパンケース

右の写真はパンケースの上面からみたものです。天面に弁(エアーバルブ)があります。

真空状態のケースの蓋を開けるときは、弁のつまみを引いて隙間を作り空気を入れます。

パンケースのパッキング

裏から見たパンケースの蓋

蓋を開けて裏を見ると写真のように周囲にシリコンゴムと思われるパッキンがついています。このパッキンと弁が密閉して真空を保つキーパーツでしょう。

蓋をロックする機構はありませんが、一旦真空になると大気圧が密閉方向にかかるため不要なのです。

パンケース付属ポンプ

パンケース付属脱気ポンプ

ケース内の空気を脱気するには、付属のポンプ(写真)を使います。ポンプは筒とピストンからなり、筒の先にゴムがついています。このゴムを本体のバルブ部に押し当てて何回もポンピングするわけですが、コツはピストンを持つ手より、筒を支える手に力を入れてしっかり密着することです。

シリコン弁

シリコン弁

弁を取り出してみると写真のようになっています。思ったより単純なシリコンの成型品です。

写真では上面が蓋に張り付いて密閉する面ですが、撮影時にもう既に埃が付着しています。実際使うときは表面をきれいにしておかないと、空気が漏れて長時間の真空が保てません。

真空になると側面が凹む

ポンピングすると下の写真のように側面が凹んできます。この凹みが意図したものなのかは不明ですが、調子に乗って減圧しすぎると容器が割れそうなので、凹み具合を確認しながらポンピングします。

ポンピングの回数は30回程度でかなり凹みます。多くて50回までくらいでしょう。回数は多いですが時間はそれほどかからず、強い力も要りません。

凹んだパンケース

側面が凹んだパンケース

 すのこの意味
すのこ

すのこの裏側 アルコール用小箱がついている

すのこを取り出して裏側を見ると写真のように小箱がついています。

これはカビ防止のため、アルコール類(ブランデー、ラム酒、焼酎等)を脱脂綿に染みこませて、入れておくものです。

つまり真空だけではカビ防止が不十分なので、アルコールの力でカビを防止しようというわけです。

この真空+アルコールという方法は常温で使う場合は有効な方法だと思います。

冷蔵庫に保管

真空+冷蔵

私はアルコールを使わず、冷蔵庫に保管することにします。真空+冷蔵という方法です。もしこれでダメなら更に+アルコールという選択肢もあります。

ケースの高さがある

このケースは高さが約19cmあるので、冷蔵庫にやや入れづらいです。私は冷蔵庫の棚の位置を調整して、背の高いものを入れられる段を作っています。

使用感等

真空の保持

真空の保持は予想以上に優秀で、一週間経過してもケースが凹んだままで真空が保たれています。パンを取り出す度にポンピングはしなければならないが、私は全然苦になりません。耐久性も、昨年末に購入したので半年以上使用していますが何の問題もありません。

確かに長期保存が可能

パンの保存は一週間ぐらいは平気で、食感も変わりません。なのでアルコール類は使っていません。

もっと保存できそうですが、それ以上は試したことがありません。説明書によれば丁寧に処置すれば(常温でも)2週間ぐらいカビが生えないとか。

このパンケースの特徴
  • 真空とシリコン弁とパッキンが長期密封を可能にしている。
    真空により大気圧に押しつけられシリコンゴムもよる密封度が高くなる。もし真空の持ちが悪いときはゴムの破損や汚れがないか調べた方がよい。
  • 側面の凹みで真空度を判定できる
  • 透明で中身がみえる
パンの保存以外への応用

amazonのユーザー評価を見るとパンケース以外に色々応用されています。

  • コーヒー豆の保存
  • 湿気防止の保存
    チップス、クッキー、乾物の保存に適し、更にシリカゲルを入れておくと効果的。
  • 浅漬け
    食器に浅漬けのもとと野菜を食器に入れてこのケースに入れ、減圧→常圧にする。ジップロック不要で直ぐにできる。
  • お手軽なお値段のほぼ四角形の透明真空槽として
    脱泡や理科の実験器具として使っている人がいます。
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