台風18号(2013年)で水害罹災

玄関から外を見る
玄関の戸を開けて外を見ると!?

9月16日 今日この頃 -写真歳時記で書いたように、台風の影響よる豪雨で床上浸水の被害を受けました。 この記事を見られた方にはご心配をおかけしたかもしれませんが、その後一週間が経ち一次的対応が終わって落ち着きましたのでご安心下さい。

初めての罹災体験ですが、忘れず教訓とするよう記録しておきたいと思います。

【追記】

  1. その他の被害として、小型電動ドライバーの故障と戸棚などの板に凹みが発生したことを追加しました。(2013年10月10日)
  2. コンプレッサーが故障していたのが判明し、追記しました。(2013年12月)

寝耳に水音(雨漏り) ~ 浸水

我が家の地域は大きな河川からは離れていますが、地盤が低く大雨時の水が停滞しやすい地域で、昭和34年の伊勢湾台風のときには床下浸水しました。
しかし、その後の河川の改修などにより、以降はそれ以上の浸水をすることはなく、近年大雨警報が出ても、この地域はほとんど被害がなかったので、今回の大雨警報も軽く受け止めていました。

9月16日早朝4時頃、廊下の雨漏りの音で目が覚めた。雨漏りは横殴りの大雨のときは時々起こるのです。 眠い眼をこすってバケツを取りに行き、ふと土間を見ると、なんと満々とした水に靴が浮いているではりませんか。( ̄▽ ̄;)!!ガーン
水位は床まであと10cmほどで、その後徐々に増水し、ついに床上に浸水してきたのです。

被害状況

停電

浸水であわてているうちに停電した。ご近所さんは停電しておらず、配電盤をみると主幹ブレーカーのみが落ちていた。 浸水による漏電だと判断し、漏電している分岐ブレーカーを切ったら主幹ブレーカーが落ちなくなり、他の分岐回路は回復して照明が点灯した。後でわかったが原因は風呂用ボイラーだった。

暫くするとまたブレーカーが落ちた。冷蔵庫が繋がる分岐回路のブレーカーを切って回復した。 今度の原因は冷蔵庫だった。

以下、場所ごとに被害状況を列挙します。

客間と座敷(和室)
床上浸水

和室への浸水

和室2部屋の畳の上10cmぐらいまで浸水。

床上浸水すると思い、あわてて畳を上げたが間に合わず濡れた。置く場所も無くその場に立てかけるしかなかった。

寝室(和室)

畳まで浸水。畳の上にじゅうたんを敷き、その上に箪笥やベッドを設置していたので、浸水してきても畳を上げることができなかった。

居間(和室)

上記の和室より一段高く丁度畳まで浸水。
表面は一見乾いていた。畳の上にテレビを置いていたので当日はそのまま。 畳を上げたのは二日後。やはり床板が濡れていて、畳は水を吸っていた。

台所(フローリング)
台所浸水
台所への浸水

台所は、右のように、浸水。水面に天井の蛍光灯照明が写っている。
後で測定したら最高床上15cmまで水位が上がり、冷蔵庫、システムキッチン、食器棚の下段に浸水した。

奥に少し見えている灰色の冷蔵庫が漏電してブレーカーが落ちた。その後冷蔵庫が乾くまで電源を切っていたので温度上昇し、中の食料が痛んだ。

離れ(和室2、洋室1、廊下)

丁度床板ぐらいまで浸水。畳の表面は乾いたままだが、下が心配であった。
離れは普段の生活には使って折らず、たくさんある荷物の置き場になっているため簡単にどけることができない。畳を一枚だけ上げてみると一部隅が濡れていた。

23日になって近所の人に手伝ったてもらうことができ、全ての畳を上げることができた。やはり隅や床板の節穴部分が濡れていた。 床下も湿っているだろうが床板を簡単にはがせないので、このまま時間をかけて自然乾燥させるしかない。

トイレ・土間

汲み取り式トイレは便器から溢れてあれがぷよぷよと(≧◇≦)
土間は50cmほど水に浸かった。
下駄箱は下40cmほどが水に浸かった。当然中の靴も浸かった
電気アシスト自転車は折りたたみの小型なのでほとんどサドルまで、風呂ボイラー、温水ボイラーは制御回路も水に浸かった。風呂ボイラーの石油タンクは水に浮いていた。

小屋

小屋にはいろいろと物が置いてあった。 管理機や草刈機などの農用機械が水を被ったが、故障の有無などはの調査はこれからである。

水に浸かった車
水に浸かった車

右の写真のように水に浸かり、室内にも水が入った。

ワゴン車なので座席は高くて濡れなかったがドアポケットは濡れていた。床のカーペットはずぶぬれである。

対応経過

天気予報の大雨警報を甘く見てしまった

新しく制定された特別警報が早速今回発令されたが、そのときは我が家は既に床上浸水していた。

後でテレビなどで知ったが、実は特別警報が出てから避難を考えるのは遅いという。
避難は警報が出たら考えるべきで、特別警報が出ると災害のひどい地域では既に避難困難な状況であり、2階へ逃げるなどの救命処置を促すものだそうです。(゚ー゚)(。_。)ウンウン 確かに外へは出られる状況ではなかった。

床下浸水

気が付いたときは下駄箱の下半分や自転車が水の中に。このときは気づかなかったがリチウム電池を外すべきだった。

停電と電気回路を持つ機械類

漏電で主幹ブレーカーが落ちたとき、漏電遮断機能は主幹ブレーカーにしか付いていないので、漏電で保護回路が働いたと推定した。
一旦分岐ブレーカーを全て切り、主幹ブレーカーを入れ直した後、分岐ブレーカーを一個づつ入れていった。いくつか目に再び主幹ブレーカーが落ちたが、直前に入れた分岐回路が漏電していることになる。漏電している分岐回路以外は元のように使えるようになった。
ブレーカーの接続場所をラベルを貼って明確にしていたので助かった 。
しかし、後で考えると漏電していそうな機器のコンセントを抜けば良かった。 いや、浸水してきたとき電気製品、ボイラー等は水に浸からないように予め避難するか、できないときはコンセントを抜いておくべきだった。

最近は停電すると使えなくなる固定電話が多い。心配になって 外に出られない近所さんに電話してみても電話が通じない。後で聞くと漏電による停電で電話が使えなかったそうである。

電気アシスト自転車はバッテリーパックが故障してしまった。電源を入れてもLEDランプが数回点滅して消え、いかにも「故障で保護回路が動作しています」という感じです。
10月2日になって内部の清掃を行なったところ回復し、走行に使えるようになりましが、バッテリーの充電ができないことが判明。 詳しくは別記事水没した電動アシスト自転車用バッテリーを修理で紹介しています。

漏電した風呂ボイラーは、その後数日乾燥したらそのまま使えた。
温水ボイラーは時期的に使用しないので十分乾かして26日なって試運転したところ、点火したのでこのまま使えるようである。

床上浸水と畳
ぬれた畳を運ぶ
ぬれた畳を運ぶ

浸水3日後、寝室の畳が少し匂ってきたので意を決して畳を上げた。ベッドは組み立て式なので分解して、箪笥は「らくらくヘルパー」を使い一人で移動した。

濡れた畳はなかなか一人で運べない。私は右の写真のように、畳を2つ折り(濡れているので簡単に折れる)にしてキャリーカートに乗せてようやく運ぶことができた。 このキャリーカートは別の目的で買っておいたものですが、役に立ちました。サウンドハウスという楽器店で売っている「MAGNA CART ( マグナカート ) MC2」というものです。軽くて丈夫でタイヤが大きいので段差を楽に乗り越えられます。

このように、床上浸水すると畳が一番厄介である。特に芯に藁を使用した高級畳は水をたくさん吸う。 浸水しそうだとおもったら一刻も早く上げる。その場で立てかけるだけでも前部濡れるよりよっぽどましである。全体が水を吸うと非常に重くなり、後で捨てるにしてもずぶぬれで形が崩れて運びにくくなる。  化学畳は濡れても乾燥させれば形は崩れにくい。

※後で聞いた情報では、床上浸水の畳の上げ方は、座卓に平積みするのが良いそうです。座卓分の高さがかせげますし、それ以上水位が上がった場合でも上部の畳は助かるからです。

9月28日 畳をゴミに出した
立てかけた畳は乾燥すれば未だ使えるかもと期待していたが、カビが生えたり、形が崩れたりして再使用は無理とあきらめました。 それで本日、全ての濡れた畳を市のクリーンセンター(ゴミ処置場)に借りた軽トラで持ち込みました。市のゴミ処理料金は罹災者証明で無料でした。

車の乾燥後方から
座席を取り外し乾燥中の車

室内に浸水したため、カーペットが濡れている。上から何回タオルで水を吸っても水が止まらない。 100回ぐらい手の皮がめくれるほど繰り返したが不完全である。

後でわかったが、カーペット下の吸音クッション材には毛布状のものとスポンジ状の2種類使われており、スポンジ状のものが大量の水を吸う。

全てのドアを開けて2日ほど置いた後、エンジンをかけてみたらかかった(^。^;)ホッ
マフラーからバケツ一杯もあろうかと思うほど大量の水が出てきた。
しかし、エアーバッグのランプが点灯したまま消えない。おそらくエアーバッグ制御のマイコンが水をかぶり故障した模様。

  • 保険会社に電話相談。
    車の車両保険について免責5万円、ランクが下がるので来年保険料が2万円上がる。
    7万以上なら保険を使う方がお得。
  • ディーラーに相談
    実車の点検をしないとどれくらい修理が必要かわからない。エアーバッグのマイコン交換は5万円程度かかる。点検はすぐできるが、修理は混んでいるので時間がかかる。

エンジンは動いているので、今の車に一番必要なことはルーム内の水分を除去・乾燥させることである。 そのため決意して椅子を全部取り去り、カーペットをめくり上げたのが上の写真である。
最後まで乾きにくい前奥の部分はドライヤーも使用して昨日(23日)にようやくほぼ乾いた。
とりあえず椅子を取り付けて買い物に使用したが、エアーバッグのランプが消えていた。

10月1日現在、異常なく元のように乗っている。12ヶ月点検の時期が来たのでディーラーに見てもらおうとは思っているが。

農機具

26日になってようやく農機具を点検した。

機械を傾けるとマフラーやその他の場所にたまっていた水が出てきた。もっと早く水だけは出しておくべきだった。 管理機は複数あるが、エンジンが高い位置にあるものは大丈夫だった。 刈り払い機は2台あり、エンジン部が丸々水没した。 自走式草刈機も複数あるがエンジンなどが下にあるので水没した。

水没したものを一台づつエンジンが始動するか点検した。
マフラーからは水が出てくるが、すぐエンジンがかかるものもあり、他のものも何回もやっているうちにエンジンが始動するようになった。一度始動すればエンジンの熱で水分が飛ぶので後は大丈夫である。

ただ、10月1日現在、一台どうしてもかからないものが残っている。 プラグを外してみるとプラグに水が ( ̄▽ ̄;)!! 吸気フィルター側からシリンダーに水が入った模様。
10月3日、吸気側の部品をはずすとやはり水が溜まっていた。水分をぬぐい乾燥させたが、やはりエンジンはかからない。
10月5日、オイルを点検すると水分で白く濁っていたので交換。
それでも変化がなく、半ばあきらめながら紐を引いていると突然エンジンが反応するようになり、とうとう始動した。\(^▽^)/

こうして今回水没した全ての農機具の修復が成功し、一台も没にしなくて済んだ。

その他の被害 (10月10日追加)
ジャイロ電動ドライバー基板
錆で汚れている制御基板。上側は電池ケース
  • 10月9日になって気がついたが、工具箱に入れておいた小型電動ドライバーが動かない。

小型充電式電動ドライバーの記事で紹介したものである。 電池切れかと充電してみたが変わらず、故障である。 確かに工具箱は小屋の土間においていて水害時水没して内部に水が入っている。 電動ドライバーの外観は水が乾いているが、内部を開けてみると、右のように基板は錆びているし、ギア部にはまだ水が溜まっていた。

水を拭い、基板を清掃して錆を除去したが、ウンともスンとも言わず動かない。 濡れた状態でスイッチを入れたりしたので部品が壊れてしまったのだろう。これはあきらめるしかない。

  • 水を被った下駄箱の下半分、台所の戸棚の底板部分が、乾燥後凹みがでた。
    桟に薄い化粧合板が張ってある構造なのだが、板が水分を吸収する材の場合に発生するようだ。 濡れた下駄箱の棚板も反ってしまって使えなくなった。゙
  • コンプレッサー【12月追記】
    車のタイヤをスタッドレスに交換するために久しぶりに使おうとしたら内臓ブレーカーが動作して運転できない。 水害時に水が入っていて圧縮ポンプに過大負荷がかかるのだろう。できる限り水を出して何回か始動したら動くようになった。
    ただ減圧調整器が減圧しない。時間があるときに分解掃除しようと思う。

【追記】コンプレッサーの減圧調整器周りを分解掃除しましたが正常でした。故障は操作ミスの勘違いでした。(2015.12.20)

被害状況を写真にとって記録する

保険や公的援助を受けるとき罹災証明が必要。市から罹災証明をもらう。そのときに証拠の写真が必要なので、 少し余裕ができたときに写真を取っておく必要がある。

わが市の場合罹災の後始末で出たゴミは、罹災照明を受けて処理場に持ち込むと無料で処理してくれる。

我が家が加入していた火災保険はJAの建物共済で火災のみタイプ。自然災害補償付きでないため今回は対象外だった。

危機への備え(反省をふまえて)

危機管理といわれますが、ようするに普段から万一のことを考えておくことが大事。 我が家のように、水害にあう可能性のある地域の備えについて考えてみます。

電気関係

今回我が家では漏電ブレーカーが動作しましたが、世の中には未だ漏電ブレーカーになっていないお宅もあるようです。我が町の自治会の集会所で見たら、なんとまだナイフスイッチでした。 古い家は自宅の配電盤のブレーカーが漏電対応型であることを確認しておくことが大切。災害でなくても漏電による火災は結構あります。

主幹ブレーカーが漏電対応なら大抵黄色のボタン(漏電検知テストボタン)が付いていると思います。

また分岐ブレーカーごとに何処に配線されているかを明確にしておくと、いざブレーカーが落ちたとき対応しやすい。ブレーカーの近くに配線先を書いたラベルを貼っておくのが良い。私はラベルを貼っていたので漏電の原因をすぐ特定できました。

電話

停電時に通じる電話が必要。最近の固定電話は電気が止まると電話できない機種がほとんど。 ご近所さんも携帯電話番号の交換をしておいたほうが良い。

トイレ

今回汲み取り式トイレが使用できなくなり、臨時トイレ設ける必要があった。
水害のときは汲み取り、浄化槽、下水を問わず使えなくなる可能性がある。事実今回、市の公共下水に水が流れ込み使用自粛令が出た。 ポータブルトイレもしくは代わりになるもの(蓋付のペール、バケツ)などで代用することになるので覚悟と準備を。

新築・リフォーム時

以下のことを配慮するとよいと思います。

  • 建物を建てる地盤の土盛り
    過去の被害を調査して高さを決める。道路は舗装の度に高くなることを考慮しておく。
  • 畳の部屋を減らす
    濡れた畳が一番厄介。芯が藁の高級畳が特に。最小限に、給水しにくい芯材が良い。
  • 和室には箪笥などの家具を置かない
  • フローリングにする場合、乾燥のため床の一部を上げられるようにしておく。床下収納庫でも良い。
  • 車庫も高さを高めに。いざというときブロックの用意も必要か。
建物の保険

最近は竜巻も多いので火災保険に加えて地震、風害、水害の保険も必要でしょう。
毎年掛け捨てより、長期保険が断然安いです。ただし地震保険は5年までしかありません。

今回予算の都合によりとりあえず火災保険+地震保険に入り、一年後風害、水害保険を追加することにした。 保険会社により追加ができないことがあるが、この場合最初一年だけの火災保険に入るのではなく、35年の火災保険に入り、一年後解約して改めて34年の保険に入るほうが、解約の手数料はかからないのでお得だということです。


 

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