あやめ、花菖蒲(はなしょうぶ)など、似たもの仲間の区別

今、我が家の庭で上の写真のようにアヤメに似た花が咲いて綺麗です。

アヤメに似たものに、花菖蒲(はなしょうぶ)、菖蒲(しょうぶ)、杜若(かきつばた)等があり、外観が似ていて漢字もまぎわらしくややこしいです。更に外来の黄菖蒲(きしょうぶ)などもあります。これらの区別がつきますか?

私も庭に咲いているのに知識があやふやだったので、調べてまとめてみました。

【この記事は、以前の「花菖蒲(はなしょうぶ)と似たもの仲間の区別」(2016年6月)という記事をもとに、追加・編集しました】

我が家に咲くアヤメに似た花

庭に咲いている花1

最初に、放任ですが毎年咲いてくれる我が家の花を紹介します。

今の時期(4月下旬から5月上旬)下の写真のように咲いています。

4月下旬~5月上旬に我が家の庭に咲く花

葉っぱが隣(写真では奥)にある水仙(すいせん)とよく似ていて、花が咲くまで区別がつきにくいです。

庭に咲く花2

これも放任ですが、小さな池の端に毎年咲いてくれます。

花菖蒲

6月に我が家の庭に咲く花(2016年撮影)

庭に咲く花3

これは後述しますが、花色が黄色です

似たものの区別

では、似たものを区別していきましょう。

まず、菖蒲(しょうぶ)は種類が違う

まず、菖蒲湯の菖蒲(しょうぶ)はアヤメ科ではなく、別物のショウブ科(もしくはサトイモ科)で花は全然似ていません。葉が似ているだけです。花菖蒲は菖蒲(しょうぶ)に葉が似て花が綺麗という意味でしょう。

あと、菖蒲という漢字は、「しょうぶ」と「あやめ」の両方に使いますからややこしいです。

あやめ、杜若、花菖蒲の区別

「いずれがあやめか、かきつばた」と言われますが、これは甲乙付けがたい美人二人の例えですね。

在来種であるアヤメ、杜若、花菖蒲の3種はいずれもアヤメ科アヤメ属で、紫の花と細長い葉が似ていて見分けがつきにくいです。以下に違いをまとめてました。

   あやめ かきつばた はなしょうぶ
 漢字  菖蒲  杜若  花菖蒲
生育場所  陸上の乾燥地  水湿地  陸から水辺の半乾燥~水湿地
 背丈  30-60cm  50-70cm  80-100cm
 葉  細長い葉で
葉脈が目立たない
 長くて幅広で
葉脈が目立たない
葉に白い筋があり
中央に葉脈がくっきり見える
 開花時期  5月上旬  5月中旬  5月下旬~6月下旬
 花の大きさ  小輪  中輪  大輪
 花弁の付け根  大きな網目模様  細長い白い模様  細長い黄色い模様

一番確実に見分けられるのは、花弁の付け根の模様のようです。

ウィキペディアのあやめを参照すると、アヤメには下のように鮮やかな網目模様があります

アヤメの網目模様(ウキペディアから引用)

我が家に咲いているアヤメに似た花の名前

庭に咲く花2(6月)は花菖蒲

我が家に咲く花ですが、まず庭に咲く花2(6月に咲く)を拡大してみたのが下の写真です。

花菖蒲拡大2

庭の花菖蒲の拡大

大きな花弁の付け根に網目模様はなく、細長い黄色い模様があるので花菖蒲だということになります。また咲く時期、生育場所、背丈等、確かに花菖蒲だとわかります。

庭に咲く花1(5月上旬)はダッチアイリスだった

次に庭に咲く花1(4月下旬-5月上旬)ですが、拡大写真を再掲」します。

最初は、葉っぱが細く、咲く時期も早めなのでアヤメかなと思っていたのですが、花弁の付け根に網目模様がありません。花びら(がく)の先端部に黄色が見えますが、根本には白(杜若)や黄色(花菖蒲)のような筋もありません。

疑問に思って調べたらダッチアイリスだとわかりました。

参考リンク:お花の写真集ーダッチアイリス

黄色の部分は隠れているだけで根本に続いているようで、この点は花菖蒲と似ています。咲く時期は4月-5月。葉が細い、生育場所は陸上、花びらが小さめなどの特徴はアヤメに似ています。ダッチアイリスという名前からわかるとおり、主にオランダで改良された外来品種です。

庭に咲く花3は黄菖蒲

5月中旬頃、我が家の別の場所に下の写真の花が咲きます。

元々は紫の杜若が咲いていたと記憶するのですが、次第に黄色い花が混じるようになり、今では全て黄色い花に変わってしまいました。花期から黄色い杜若だと思っていました。

黄菖蒲

黄菖蒲 2015年5月16日撮影

ところが、今回調べてわかったことは、黄色い杜若は存在せず、これは黄菖蒲(きしょうぶ)だとわかりました。

黄菖蒲は黄色い花菖蒲という意味で、同じアヤメ科で確かに花色以外は似ています。
実はこれも外来種であり、繁殖力が強くて湖沼や河川などへの拡散が問題となっています。環境省指定の「要注意外来生物」なのです。

花色が変わったわけは、杜若(花菖蒲だったかもしれない)が生えていたが、次第に繁殖力の強い黄菖蒲に取って代わられたということのようです。確かに黄菖蒲は勢いが強いので、範囲をもっと限定して広がらないようにしていこうと思います。

その他の種類

アヤメの仲間は今回取り上げた他にも、ドイツ原産の大型種ジャーマンアイリス、中国原産でアヤメに似たイチハツなどがあります。

 

 

 

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

トップへ戻る