今の季節、当地では所どころの田んぼに植えられたピンクのコスモス(秋桜)が綺麗です。
近所を散歩していると道路沿いにピンクではなく、黄花コスモスがたくさん咲いていました。丁度蝶々が食事中で写真に収めました。蜜を吸う口吻(こうふん)がはっきり見えます。
口吻(こうふん)は吸収管とも呼ばれ、口がストロー状に伸びたものとされます。食事をしていない普段のぐるぐる巻きになっている姿が、よく絵などに描かれています。
蜜を吸い上げる原理は毛細管現象だけでは説明がつかず、蝶は吸い上げる肺も持ちませんので不思議ですが、完全には解明されていないようです。
この黄花コスモスは 5月上旬の庭を彩る花 -春の花シリーズ5- にも書いたように、キンケイギクの類と間違われることがあります。
確かに花色は同じ橙色で、花の形も一見似ています。が、よく観察すると形が違います。また葉がヨモギのようです。
それに初夏に咲くキンケイギク類と時期がずれていますので区別がつきます。