真夏の日差しが厳しいですが、今日は風があって日陰では気持ちいいです。
庭では百日紅(さるすべり)の花が咲いています。以前は白くて地味だったような?記憶があるのですが、現実はこのようなピンクで華やかです。(8/12,13 写真追加と加筆しました)
百日紅(さるすべり)は中国南部原産のミソハギ(禊萩)科サルスベリ属の中低木で、夏に紅の濃淡色または白色の花を咲かせます。
名前の由来
さるすべり(猿滑)
このようにすべすべしていて、木登り上手の猿でさえ滑ってしまうという意味です。(実際には猿は滑ることなく簡単に上ってしまいます)
表皮がこのようになるのは、幹の肥大成長に伴って古い樹皮のコルク層が剥がれ落ち、新しいすべすべした感触の樹皮が表面に現れて更新していくからです。
百日紅(ヒャクジツコウ)
夏から秋まで紅色の花が咲き続けることから、百日紅(ヒャクジツコウ)と呼ばれます。
実際には花持ち期間は3~4日程度ですが、一度咲いた枝先から再度芽が出てきて花をつけるため、木全体としては長い間咲き続けているように見えるのです。
紫薇(ツーウエイ)
中国では、唐代長安の紫微(宮廷)に多く植えられたため、紫薇(ツーウエイ)と呼ばれる。女性の名前に使われることが多く、例えば夏紫薇(シャ・ツーウエイ)という美人が物語に出てきます。
サルスベリの花言葉
「雄弁」「愛嬌」「不用意」
花言葉の「雄弁」は、夏、枝先に群がり咲く花の華やかな咲きっぷりに、「愛嬌」「不用意」はサルでも滑りそうなほどつるつるとしたユニークな幹の形状にちなんでつけられました。
剪定(せんてい)時期
この写真で花の付きが偏っていますが、実は花が咲く前に、枝が伸びすぎだと思いつきで剪定してしまったからです。(≧▽≦;) 以下は来年以降のために調べたメモです。
大抵の花木は前年の夏前後に花芽を作り、翌春に開花します。それで翌年も花を咲かしたいなら花後すぐに剪定するのが最適です。(例:さつき、ツツジ)
一方、サルスベリは春に出た枝を伸ばしながら、花芽を作っていきます。そのため、剪定はその間を避ければよいのですが、落葉して枝ぶりがよく分かる、2~3月中旬が最適です。
更に、2度切りと言って、夏に開花枝の花房の下、2~3節目を一斉に切り戻す剪定方法があります。花房の下2~3節目を切ることで、新しい枝が伸びてきて、再び枝先に花を咲かせてくれるのです。また、切り戻すことによって枝数が増えるので、花数も増えます。2度切りの適期は、7月下旬~8月中旬で、花がらの整理も兼ねて8月中旬に行うのが最適です…それって今からでしょう!
白い花のさるすべりもあった
この木の隣にもう一本、目立たない小さな木がありました。こちらは少し遅れて白い花が咲き始めています。私の記憶はこちらだったんですね。