今年もブルーベリーが収穫できたので生で食べきれない分をジャムにしました。ブルーベリージャムはその栄養と鮮やかな色が魅力ですが、作る時も皮をむいたり種を取り出す必要がないので手間がかかりません。
今回、煮沸消毒用トングを購入したこととペクチンの使い方で、これまでのジャム作りより進化したので紹介します。
用意するもの
用具
- ジャムを煮る鍋
私はステンレス鍋を使いました。 - 煮沸消毒用鍋
保存瓶全体に湯がかぶる深さの鍋が必要です。
私は象印のCV-TS22という品番の電気ポットを使いました。口が大きくて深過ぎず目的にぴったりです。ただしメーカーの想定外使用なので自己責任です。 - ヘラ
ブルーベリーをつぶしながらかき混ぜるのに使います。木か竹のへらがよいでしょう。 - 蓋付保存瓶
市販のジャムが入っている広口で金属製の蓋がついている瓶です。市販ジャムの空き瓶の再利用でも良いし、百円ショップでも売られています。小さめの瓶に小分けしたほうが使い勝手が良いと思います。 - 煮沸消毒用トング
これまで瓶の煮沸消毒には割りばしを使ったりしていましたが、今回専用のトングを使いました。
下のイラストのように使いますが、ジャムを瓶に入れた後、再度煮沸することも簡単です。
安全で便利です。もっと早く買えばよかった。
材料
- ブルーベリー 400g
収穫何日か分を冷蔵庫で保管していた量です。 - 砂糖 200g
もちろんグラニュー糖でもよいです。量はお好みで加減してください。
ただし、保存性を高めるには糖度(果糖も含めた総糖度)が必要です。糖度が少なくても消毒と密封がきちんとできていれば長期保存できますが、一度蓋を開けた後は、「糖度が60%未満は10℃以下で保存」とJASにも定められています。もっと糖度が低いと冷蔵していてもカビが生えたりします。経験済みです(^_^;) - レモン果汁 少々
- ペクチン 5g
ブルーベリーはゼリー化しにくいのでとろみづけにはゲル化剤のペクチンが必要です。スーパーにも置いていますが、右のものが安くてお薦めです。
これまでは説明書にある水で溶いてから入れる方法でしたが、今回は粉のまま振りかけてかき混ぜる方法にしました。水分を飛ばしたいのですから、このほうが合理的です。
ジャムの作り方
1.ブルーベリーを洗って鍋に入れる
軽く水洗いし、ごみや軸があれば取り除いて水気を取ります。
2.砂糖を入れてまぶす
鍋に予定量(200g)の7割(140g)ほどの砂糖を投入してヘラ等でまぶします。
残りは、後程味加減で調整します。
3.つぶしながら混ぜつつ、弱火で煮る
- 時間がたつと砂糖の効果で汁が出てきますが、それを待っている必要はなく、直ぐヘラでブルーベリーの粒をつぶしながらかき混ぜます。
- 汁がある程度出てきたらコンロに点火し、弱火で煮ながらかき混ぜます。
- 全体に粒がなくなてきたら、味を見ながら残りの砂糖とレモン果汁を適量加えて味を調えます。
4.ペクチンを入れながら混ぜる
-
次にゲル化のため、ペクチンを全体に少しふりかけてかき混ぜます。十分かき混ぜたらまた振りかけてかき混ぜることを、ペクチン一袋分(5g)がなくなるまで繰り返します。
- この後も焦げ付かないよう時々かき混ぜながら弱火で煮続け、全体に粘度が増してゼリー化してきたら出来上がりです。
保存のための瓶詰処理
次に紹介するのは、私流のかなり念入りなやり方です。長期保存しないなら、3、4、5は省略してもよいでしょう。なお、やけどしないように十分注意しましよう。
1.瓶を煮沸消毒する
お湯を沸かし、瓶とその蓋を入れて煮沸します。
2.瓶詰する
- トングを使って瓶を湯から上げ、水分を切ります
- 大き目のスプーンやレンゲなどを使って鍋のジャムを瓶に移します
3.瓶ごと煮沸消毒
- 鍋の湯量を瓶の肩までつかる程度にします
- トングを使ってジャムを入れた瓶を再び入れ、蓋を軽く乗せておいて再沸騰させます
4.蓋をする
- トングで瓶を取り出します
- ミトンやキッチンペーパーを使って蓋をきちんと閉める。(冷えると硬くしまるので、それほど力を入れる必要はありません)
5.逆さにして再び煮る
6.湯から上げて冷却
トングで湯から上げ逆さに置いて、そのまま自然冷却します。
下は今回できたものです。
7.ラベルを貼る
冷めたら最後に、ジャム名と作った日付を記入したラベル貼っておきます。