テーブルソーETS-10KN (2)鋸刃の平行度調整と試用

鋸刃と定規

前回の購入編の記事テーブルソーETS-10KN (1)購入で、鋸刃の平行度は問題ないと書きましたが、よく見ると手前と奥で約1mmの差がありました この程度なら我慢できないほどではありませんが、気になったので調整してみました。

調整後、縦切りと横切りも試したので紹介します。

鋸刃の平行調整を行う

調整ができるのか不安ですが、まず内部を調べることから始めます。

底から覗いて調べる
横倒し
底から内部をみるため横倒しにしたところ

台につけたままでは内部が見にくいので、一度取り付けた台から本体を外します。

右は外した本体を横倒しにしたところです。
底から覗いて、何が鋸刃の平行度を決めているのか、構造を調べます。

ナットをゆるめて調整
平行度を決める六本のボルト(赤マーク)
軸を固定する六箇所のナット(赤丸印)が見える

鋸刃は直接モーターの軸に取り付いており、モーターを支える金具は鋸刃の傾斜のために軸を中心に回転する構造になっている。

その軸は6箇所のボルト・ナットでアルミダイキャスト製テーブルに固定されている。

問題の鋸刃とガイド溝の平行度は、軸の固定角度で決まるので、固定している6本のボルトをゆるめれば調整できるとわかった。

本体樹脂の部分をテーブルから外すことができれば作業がやりやすい。4箇所でテーブルと固定されているところは容易にはずせそうだが、外すのに邪魔になる昇降ハンドルの抜き方がわからず、結局外せなかった。

仕方なく、そのままでボックスレンチとスパナを使い分けながらナットをゆるめようと頑張った。

手前の二本
前面下からは軸と二個のナットが見える

右のように二本のナットは前面から見えるが、ボックスレンチが使えずスパナを用いた。

鋸刃の角度を45度に設定するなどしても、右上の写真で中央下の一個は狭くてどうしてもゆるめることができなかった。それでも残りの5個がゆるむとモーター部がその重みでモーターが下がってきた。 モーター下の隙間にスパナを入れて支えながら、高さを調整して平行度を合わせた。

ゆるめたボルトを締めて平行度を測定したが満足できず、もう一度やり直した。

平行調整後の測定

2回目の調整後の平行度を測定をしてみたのが下図。鋸刃と左側の溝までの距離(約136mm)を手前と奥側で測っている。

完全ではないが、これで十分と納得。正直言えばもう一度やり直す元気がなかった。

奥側の距離
奥側
手前の距離
手前
割刃の再調整
平行調整後の鋸刃とスプリッター
平行調整後の鋸刃と割刃

鋸刃の調整以前は一致していた鋸刃と割刃が、調整後は右のようにずれた。それだけ元の鋸刃がずれていたということだ。

このあと調整後の鋸刃に合わせて割刃を一直線にする調整をして、平行度調整は完了した。

平行定規による縦切りを試す

平行定規のカーソル目盛りと指示プレート
平行定規の目盛り指示プレート

前回平行定規は押しつけながら設定すれば良いと書いたが、位置によってはガイド部のガタが少しあり奥が左右に振られる。 平行ガイドには遊びの調整ねじがあり、滑りが堅くなるポイントよりやや緩めて遊びを適当にすると、だいぶ改善された。

目盛り指示プレートも実際の切断寸法を示すように調整します。

50mm幅に切ったサンプル
50mm幅に切ったサンプル

目盛り指示の調整が終わり、早速目盛りで50mmにあわせて縦切りを試した。

結果、右のように一発でピッタリに切れたのには驚いた。

傾斜定規による横切りを試す

バーとガイド溝の隙間
傾斜定規スライド溝の隙間
傾斜定規のバーとガイド溝の隙間

右はわかりやすくするため、傾斜定規のバーをわざと傾けたものです。手前と奥で隙間が違うのがわかるだろうか。

この隙間により傾斜定規を使う上でかなりのガタがあるわけだ。

実際に傾斜定規を使って切ってみると、片側に押しつけるようにスライドすればガタをカバーできることが確認できた。

定尺切り
定尺切り
定尺切り

同じ長さに複数の板を切る、すなわち「定尺切り」をしたいことはよくあります。

長さ570mmで横切りする例ですが、端がテーブルからはみ出るので右のように治具で対応してみました。 治具といっても端材にストッパの板をねじ止めし、クランプでテーブルに止めているだけである。

使い方は、傾斜定規に乗せた材料をストッパーに当てて位置を決め、そのまま傾斜定規ごと前へ送って切断します。

テーブルの脚にするため、4本の角材の長さを揃えて切りましたがバッチリOKでした。


前編記事      テーブルソーETS-10KN (1)購入

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