今日も日中は気温が上がり大変暖かい日でした。
我が家の庭では桜が写真のように蕾が膨らんで、開花目前です。先に早春の庭の花の記事で紹介したさくらんぼと比べ、花のピンク色が濃いです。
この時期、南方から順に桜便りが聞こえてきますが、西日本は既に開花したようです。もっとも開花予報は染井吉野を見ているため、種類が違えば時期もずれてきます。
桜が咲くと春本番、気分がわくわくしてきます。気の合う仲間と「花宴」(はなのえん)を楽しみたい気分です。
【追記】七分咲きくらいになったので、その写真(4月4日撮影)を追加しました。
この桜は一般的な染井吉野に比べ開花時期がやや遅く、花色もピンク色が濃いです。この色が何とも言えずいいです。
開花予報でも使われるもっとも一般的な品種「染井吉野」は江戸末期から明治初期に、江戸の染井村に集落を作っていた造園師や植木職人達によって育成されたものですが、後の鑑定で名前由来の吉野の山桜とは別品種であることがわかっています。
奈良時代に花と言えば梅の花だったのが、平安朝になって貴族の間で桜が人気になり、江戸時代には庶民にまで花見が普及しました。人々は花見に出かけ、持参の花見弁当、花見団子、花見酒を楽しむようになったのです。
可憐な花の美しさが開花期間の短さ、散り際の豪華さによりいっそう印象づけられ、年度変わりの卒・入学式等の行事と時期が重なることもあって日本人の季節感を形成する重要な風物詩となっているわけです。