当地ではおめでたい事があると内祝いとして紅白の饅頭を親戚に配るのが、昔からの風習でした。今回、孫の内祝いで使ってみました。
昔の記憶
昔は箱に大きな紅白の饅頭が5個も入っていました。中はこしあんがいっぱい詰まっていて量は多いのですが、その味はいまいちだった記憶があります。
皮が好きな家族が皮だけ食べて、残ったあんこのおにぎりを「あんこが好きなんでしょう。はい、あげる」って、差し出されたことをよく覚えています。
内祝い用に
和菓子店に行ってみたら、薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)という名前で紅白の饅頭を売っていました。普段売れるものではないので予約が必要でしたが。
賞味期限は4日間、家族の員数が少ない現在に合わせて、右の写真のように2個入りにしました。
薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)とは
薯蕷(じょうよ)とは、大和芋、山芋、つくね芋などを指し、この薯蕷を饅頭の皮に用いることから「薯蕷(じょうよ)饅頭」というわけです。
薯蕷は蒸すとふくらむ性質があるので、すりおろして米粉や小麦粉のつなぎに使うとフワッとした優しい食感になるのです。また乾燥しにくくしっとりっ感が長持ちします。
お味は
今回買った薯蕷饅頭の外観は頭書の写真のとおりで、かなり腰高な形で大きいです。下は半切りにしてみたところです。
中心は粒あん、その周囲は白い漉しあんの2重になっていて、高級な感じです。
食べてみると、昔のものと違って格段に美味しかった。♪(゚▽゚*)