京都新聞に”滋賀県近江八幡市50カ所以上で営まれている伝統の火祭り「松明(たいまつ)祭り」の魅力を凝縮した観光イベント「みんなで創る近江八幡松明祭り」が11月3日、近江八幡市北之庄町のウェルサンピア滋賀跡地で開かれる。形が個性的な巨大たいまつ13基を特別に製作して一堂に集め、夕方に燃やす。” と言う記事を見つけた。
松明に興味があったので写真を撮りに行ってきました。
【追記】 今年2014年は10月18日(土)に会場を変えて開催されるようです。詳しくは10/18(土)みんなで創る近江八幡松明フェステイバル開催を参照ください。同時開催で水郷景観を望む熱気球フライト体験もあり、夜には松明の点火と 熱気球によるバルーンイルミネーションで幻想的な水郷を披露だって!
近江八幡の松明まつりとは
”松明祭りは近江八幡市内各地で毎春行われる。日牟禮(ひむれ)八幡宮の「八幡まつり」が有名だが、それ以外にも市内50カ所以上で神社や集落ごとに大小の松明祭りが営まれており、ヨシとナタネがらで作った200基を超えるたいまつが燃やされる。
たいまつは地域ごとに大きさ、形が違う。上部に笠が付いているような「笠松明」や、とっくり形のたいまつ、すそが円形に広がっている「大松明」などがある。地元の人々が製作するが、担い手の高齢化が進んでいる。”
松明の材料は、菜種(ナタネ)ガラ、葦(ヨシ)の他に稲わら、竹、縄などが使われる。 特に葦は、琵琶湖に近いこの地域のの特産物であり、その使い方で松明の形が特徴づけられる。
いろいろな種類の松明
会場の広大な広場には、いろいろな種類の松明が展示されていました。
笠松明
一番多いタイプは縦に長く、頂上に葦が笠のように開いている「笠松明」である。地域によって胴体の部分に使う菜種ガラの段数や頂上の飾りに違いがある。また点火に使う子松明を抱いていたり、近くに置かれているものもある。
右は、下のほうの菜種ガラを見せず、葦で覆っている。 徳利のような形がおもしろい。
据え松明
葦を大地に広げた据置型。高さ方向は独自の工夫が見られる。右は縄が何本も出ており、何か重いものを大勢で引っぱって移動する様を表しているのだろうか?
引きずり松明
これはろうそくのような形をしているが、最初から倒した状態であるのがめずらしい。「引きずり松明」って、点火した状態で引きずるのだろうか?
振り松明(移動型)
手に持って移動できる比較的小型のもの。オリンピックの聖火リレーの松明の大型と思えばよいだろうか。 多くは点火後、それを持って大松明のあるところまで移動して、大松明に点火する。各家庭ごとに作られることが多い。
写真はクリックで拡大します。夕方で天気も曇っていましたので暗めです。(逆光ミスの言い訳)
【追記】写真をクリックするとその場で拡大するようにしました。← →キーで写真だけを連続して見ることもできます。(2014.12.21)
点火するところは見ずに帰ってきたのでその写真はありません。
期待された方 ごめんちゃいm(_ _)m
それにしても民俗学的にも大変貴重なイベントだと思う。私は偶然知ったけど、事前のPRが少なくて、興味があっても開催を知らなかった人が多そう。もったいない!