家具の隙間にあるコンセントが壊れてしまったのですが、適当なコンセント部品が売っていません。それで「引掛けシーリング」と「コンセントアダプタ」を利用することにより、細幅の隙間コンセントを再設置できました。
家具の隙間にあるコンセントが壊れた
ストーブ(石油ファンヒーター)を準備していて電源を取ろうとみたら、タンスとガラス障子の隙間にあるコンセントが壊れていることに気が付きました。
我家は筑80年の古民家なので電気配線は露出配線で、コンセントもこのように露出タイプです。
写真のように樹脂が割れて完全に壊れています。
コンセントは柱につけていますが、タンスとガラス障子の隙間にあってガラス障子と余裕がないので、おそらくガラス障子がずれて当たったのでしょう。
取り替え部品
幅の狭いコンセントが売っていない
大変古いコンセント器具ですが、このように幅が狭い形のコンセントが他に無く、仕方なく使っていたものです。
これが壊れてしまったので幅の狭いコンセントが売っていないので困ります。
引掛けシーリングを使う方法を思いつく
それで思いついたのが、下の器具を使う使う方法です。
右側が角形引掛シーリング(規格上の正式名称は引掛シーリングローゼット)と言って、天井につけて照明器具を繋ぐものです。左はこれにプラグを挿して電源を取るためのコンセントアダプターです。
両者を組み合わせて縦使いすればスリムなコンセントになります。
取り替え工事
引掛けシーリングの加工
引掛けシーリングの裏側を見ると下の写真のように、露出配線の電線を通す所は横(長手方向)に一箇所あり(写真の黄色○部分)、通常この部分を欠き割って孔を作ります。
しかし、今回柱に縦使いした場合、コードを迂回するスペースがないので横から入れることができず、コードを縦方向から入れる穴もないので困ります。
それで写真赤○部分のように電線を縦方向から入れる穴を加工しました。時間はかかりましたが、ヤスリで削りました。
電線を接続
下は電線を接続した様子です。結線はネジ止めではなく、ケーブルの被覆を12mmの長さ剥き、銅線を穴に差し込むだけです。
電線も隙間に何とか通りました。(銅線が硬くてうまく曲がらず、被覆を傷つけてしまいました)
柱に取り付け
結線ができたので、柱の元のコンセントの位置に取り付けました。無粋なVAケーブルは従来どおりカバーで隠しています。
取り替え後の様子
ガラス障子を閉めたところです。ガラス障子との間に余裕ができたので、もう当たることも無いでしょう。