写真はできたジャムですが、鮮やかな赤い色が魅力的です。 (記載の作業をしたのは7月22日です)
今年もすももが採れた
すももは、その名のとおり少し酸っぱいですが、赤い色が暗みを帯びるほど熟れてくると酸っぱさがとれて甘くなります。 ですので赤色の暗いものから順に採りながら生で食し、飽きたら残りを加工します。
ジャムを作る
ここに紹介するのは、皮を剥かず、種を煮てからとる省力な作り方です。
用意するもの
【用具】
- 鍋
- 深めの鍋または広口電気ポット
ジャムを瓶ごと煮沸するのに使います。普通は深め鍋を使いますが、私は電気ポットを使いました。
象印のCV-TS22という品番のもので、口が大きて深過ぎず目的にぴったりです。ただしメーカーの想定外使用なので自己責任です。 - 蓋付保存瓶
市販ジャムの空き瓶の再利用可。長期保存のためには金属製の蓋付であることが必要です。 - すくい網:すももの種を取り出す
- ヘラ:煮ながらかき混ぜるのに使用
- すもも:1kg
- グラニュー糖:300g
- レモン果汁:大さじ1(好みで加減)酸っぱいすももなら無し
- ペクチン:適量 無くても可。
私は右のペクチンがあったので使用。内容は11gの袋4個入りで、成分表示はグラニュー糖74%、ペクチン25%、乳酸カルシウム1%
作り方
- すももを洗ってヘタをとる
皮をむかないので丁寧に洗います。ヘタがあれば取ります。 - すももを切る
すももをいくつかに切ります。種はこの段階ではとる必要はありません。
皮もつけたままですが、そのサイズを小さくするようにいくつかに、種をよけて切ります。
ここで大きな皮を残すとジャムになってから気になることがあります。 - 鍋にすももを入れ、その上にグラニュー糖を入れます
右の写真はグラニュー糖を入れた直後ですが、混ぜて暫くおくと液が上がってきます。 - 弱火で煮ます
焦げつかさないよう、かきまぜながら弱火でゆっくり煮ます。
途中、出てきた灰汁を取ります 。 - 種を取る
ある程度煮たら種がはなれてくるので、すくい網を使って取り出します。 - 水分が少なくなったらペクチンを入れる
ペクチンはあらかじめ水一袋に対し120~150mlの水で溶いておきます。 - 更に煮る
ペクチンは水で溶かしているため一旦水分が増えますので、その分に詰めるように水分を飛ばします。
長期保存のための電気ポットを使った煮沸処理
次に紹介するのは私流の瓶詰め法ですが、火傷には十分注意して下さい。
- 瓶を消毒
煮沸してもよいが、少量のホワイトリカーを入れてふるのが早い。 - 鍋から瓶に移す
大き目のスプーンなどを用いて移します。 - 瓶ごと煮沸消毒
ジャムを入れた瓶を電気ポットに入れ、蓋を軽く乗せておいて再沸騰させる。(ポットの底中央に少し突起があるのでその分瓶が傾きます) - 蓋をする (やけどに注意)
左手にミトン(手袋)をつけ、右手にもった折ったキッチンペーパーで、軽く蓋を閉める。(持ち上げ時落下しない程度)
次にそのまま右手で瓶を持ち上げ、ミトンの左手で底を持つて蓋をきちんと閉める。(冷えると硬くしまるので、それほど力を入れる必要はありません) - 更に煮沸
蓋ができたら電気ポットに戻し、ポットを再沸騰させる。 - 湯から上げて自然冷却。
逆さ向けに置いて自然冷却します。
右は瓶に詰めたジャム。鮮やかな赤色が魅力的です。
一箇月以内に消費するなら3,4,5の工程は省略して、冷蔵庫で保管するだけでよいでしょう。
すもも酒を作る
用意するもの
すもも酒は今まで作ったことが無く初めてです。
今回、ブランデーが余っていたので使いましたが、ホワイトリカーでも 良いです。
【容器】買ったホワイトリカーが入っていた1.8L瓶を使いました。
【材料】
数量 | |
すもも | 500g |
氷砂糖 | 250g |
果実用酒の量 | 9000ml |
レモン果汁 | 小さじ2 |
作り方
- すももを洗い、水分を拭き取り、ヘタを取る
自然乾燥かペーパータオル等でぬぐいます。 - 瓶をアルコール消毒する
今回はブランデー(分量外)を少し使いました。 - すももと氷砂糖を瓶に入れる
できるだけバランスよく交互に入れます。 - ブランデーを注ぐ
- レモン果汁を入れる
- 蓋をして容器を軽くゆすって混ぜる
右は仕込が終わったところです。氷砂糖の配置が雑ですね。溶ければ同じですので
σ(^_^;) - 冷暗所に保管する
- 3ヵ月後、すももを取り出す
この後は
このころから飲み頃になります。