ドアホンと電話機 (2)設置

おたっくすジュニア

前回の記事ドアホンと電話機 (1)機器構成を検討の計画どおり、電話機とドアホン周りの機材を揃えて設置を行った。

使用する機器

電話機

Panasonic おたっくすジュニア VE-GP62DL  (上記写真)
主な機能:電話、FAX受信、留守録、無線子機一台付属、SDカード対応、ドアホンアダプタ対応
FAX機能は受信のみ。液晶表示で見るか、SDカード経由でPC印刷する。留守録などの音声もSDカードでパソコンに取り込める。

写真は設置した状態。やや赤みがかって見えるが、カラーはシルバー。他に色はなく、デザインはいまひとつ。 オークションで中古を入手したが、程度は良かった。

テレビドアホン

テレビドアホン親機  Panasonic テレビドアホン VL-SV190KP

以前秋葉原に行ったとき安く売っていたので購入していたもの。 テレビドアホンとしては一番シンプルなもので、録画機能はない。 右の写真はまだ液晶表示部のシールをはがしていない状態。

ドアホンアダプタ

ドアホンアダプタ
NTT製「ドアホンアダプタ-P」
(Panasonicドアホンアダプタ VE-DA10-Hの同等品)です。

ドアホンアダプタは、電話機にドアホン子機を接続するためのアダプタであり、電話機でドアホンの親機を兼用できる。

動作保証している電話機はPanasonic製でドアホン子機の対応製品のみ。接続できるドアホン子機は2台までである。

詳しくはメーカーのwebに VE-DA10の取扱説明書 があるのでダウンロードしてください。

私は中古品をオークションで入手しました。
右の写真のようにNTTのマークがあるが、形状はPanasonic製と同じ。 オークションで見つけたのだが、形状からVE-DA10-HのOEMとにらんで落札した。届いたものを動作確認したが問題なかった。

VE-DA10は結構需要があるらしく中古のオークションでも良い値がついているが、これはOEMで同等品であることが知られておらず、安く手に入れることができた(^∀^)

ドアホン子機1(カメラ付)

カラーカメラ付きのドアホンで動作は確認したが未設置。表門のブロック塀に取り付け予定すが、その取り付け工事と屋外配線が必要であり、後日設置予定。

ドアホン子機2(音声のみ)

NTTドアホン子機玄関につけている既存品で、NTT製の特殊なドアホン子機。(写真右)

上部にランプが見えるとおり、火災警報の機能もあるなど仕様が違い、そのままでは接続できそうにない。

中を調べると警報機能部とインタホン部に回路基板が分かれており、インタホン部の回路はPanasonicとよく似ていた。試しに配線を音声の2線のみとすると音が聞こえるようになった。これは行けるのではないかと回路を調べ、抵抗値一点を変更するなどの改造で、呼び出しもできるようになった。(特殊な機器なので詳細は省略します)

このように他社製の2線式インターホン子機でも回路方式が同じであれば動作するわけで、実際ネット上にもそういう情報があります。ただし、もちろんメーカーの保証外ですし、むやみに異質なものを接続すると壊れる可能性もありますので、電子回路の知識が必須です。

接続配線図

配線はドアホンアダプタを中心に考え、電話機にアダプタとして接続し、ドアホン子機2台を接続する。今回1台目はテレビドアホン(後日設置予定)で、2台目は音声のみのドアホン子機。

配線ブロック図は下図の通り。具体的な端子接続については取扱説明書にあります。

電話・ドアホン配線図

設置・配線工事

電話・ドアホン設置状況和室なので壁がなく取り付け場所に困る。

鴨居にドアホンアダプタを設置し、テレビドアホンの親機は鴨居から板を下げて目の高さになるよう取り付けた。

右は設置完了の写真。インタホン本体への配線は板の裏に溝を掘って通し、表から見えないようにしている。

電話機は下の台の上に置き、その配線は柱に沿わせ、木に近い色のカバーをした。
機器それぞれに電源供給が必要なのでACコンセントが3つも必要である。

あと、部屋の隅で暗くて電話機のボタンが見にくかったので、照明としてスポットライトとそのスイッチを取り付けています。

動作も問題なく、設置・配線が完了しました。

使用感など

使用してみて以前に比べて便利になったことなど。

2Fでドアホンに応対できる

ドアホン親機や電話機が1Fにありますが、電話の子機は2Fに置いていますので、2Fに居るときに来客があっても、電話子機が鳴りそのまま応対ができます。 (ドアホンアダプタの機能)

留守時に来客があったとき携帯で話ができる

電話機を留守電モードのとき来客がドアホンでコールすると、登録しておいた携帯番号に電話がかかります。携帯で#ボタンを2回押すと来客のドアホンと話ができます。 (おたっくすジュニアの「ドアホンワープ」と呼ぶ機能)

これは留守中に宅配屋さんが来たときなど大変便利です。但し、携帯から話ができるまで少し時間がかかるので、客が直ぐ立ち去ると間に合わない。

電話機としての「おたっくすジュニア」

「おたっくすジュニア」は、SDカードでPCと連携でき、電話機能も最近の電話機に劣らないが、迷惑電話撃退機能を始めユーザーインターフェース仕様がこなれていなくて使い勝手が良ろしくない。

私の場合迷惑電話撃退機能は使わないし、仕様は慣れるだろう。 上記利点が大きいので満足しています。


前編記事

ドアホンと電話機 (1)機器構成を検討
テレビドアホンを入手したので設置したい。 また固定電話機も古くなったのでこの機会に同時に交換して使い勝手よくしたい。 新しくするドアホンと固定電話機関係の機器構成を検討する。
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