我が家では元々暖房の主なエネルギー源は石油であり、石油ストーブとファンヒーターを使用していますが、工夫していることなど2、3紹介します。
輻射熱もある石油ファンヒーター
薪ストーブや焚き火が心地良いのは、輻射熱による温かみです。現在一般に売られている石油ファンヒーターは温風のみで輻射熱の機能は有りません。
しかし昔は有りました。 右はトヨストーブ製LCR-3C、うちで現役のものです。暗くてやや見にくいですが、上部が温風吹き出し口です。
畳の部屋では良いのでしょうが、フローリングでは熱輻射する位置が低いので台に乗せて使用しています。
このタイプの石油ファンヒーターはなぜなくなったのでしょう。是非再販売して欲しいです。
【2013.12.16追記】良く似た機種アンティークモデル LR-680Cが売られていました。LCR-3Cより大型機で値段が高いようです。
【2016.12.20追記】今年もトヨトミの2機種が販売されています。他に輻射面積は小さいですがダイニチ製もあり、この方が小型で評判も良いようです。
石油ストーブ+エアコンのサーキュレータとしての利用
石油ストーブの良さ
暖房は輻射熱によるものがここち良いという意味で、石油ストーブはファンヒーターより好きだ。上にやかんを載せれば湯も沸く。
いざというとき電気無しで暖房が取れ、料理にも使えるという意味で一台はあったほうが危機管理になる。
石油ストーブにはサーキュレーターが欲しい
2Fの部屋にはエアコンが唯一あるが、古くて効率が悪いので暖房には石油ストーブを使用している。 ただ対流がないので足元が寒くなるのでサーキュレーターが欲しいと思っていた。
そこでサーキュレータなんか買わなくとも扇風機があるさ、と出してきたが、やはり場所をとるのでやめた。
エアコンをサーキュレーターとして利用
そのとき、節電のため使用していないエアコンが思い浮かんだ。送風の機能だけ動作させれば良いのだ。 エアコンの設定を見ると自動運転モードしかなく、「送風のみ」というマニュアルモードがない。
暖房、除湿、冷房の切替はあるので暖房にするとなんと設定温度を16度以下にできず、我が家では常に暖房が動作してしまう。
ならばと冷房運転にして温度を30度に設定すると送風のみになったではありませんか。あとは送風の向きを上方にすればサーキュレータになりました。\(^▽^)/
石油ファンヒーターの温度制御範囲を広げる
居間で使用している石油ファンヒーターはナショナル製OH-308というかなり古いものである。
温度12度以下でも火力を弱くしたい
この機種で困っているのは、温度設定が最低12度で、室温が12度になるまで最大能力で温風を噴き出し、手動で弱くすることもできないことです。風量だけは3段階の切り替えがついているが変化量も小さく役に立たないのです。
別のファンヒーターでは、最低は同じく12度だがその下に「弱」なる設定があってこれは室温に関係なく弱モードで動作します。うちではほとんどこの弱モードで使っている。
ところが、この写真のファンヒーターはこの弱モードもないのである。 エコを心がけている私としてはもっと低く設定したいのだができず、はなはだ不満である。
ずいぶん昔の田舎の小学校の話だが、気温が5℃以下にならないとストーブを入れてもらえなかったものだ。 また部屋を暖かくしすぎると、外や暖房が入っていない廊下などに出るとヒートショックを受けてしまう。 最低温度12度は高すぎると思う。
温度センサーを細工
最近ふと気がついたのだが、室温センサーらしきものが、背面の隅の方に逃げるように取り付いている。(下記写真の赤丸印)
それなら逆にセンサーを内部温度の影響を受ける位置にすれば、室温が低いときでも高いと間違って検知して制御され、結果的に望みの弱い動作が得られるのではないか。♪(゚▽゚*)
早速センサーの位置を動かしてみる。
室温表示は本当の室温より高めになるが、そのことにより12度以下の室温でも火力の調整ができるようになったわけである。
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