関西では見られる機会が少ない、特別展「金澤翔子の世界」が近江八幡市で開かれていたので行ってみた。
会場は近江八幡まちや倶楽部といい、これも興味深かったので紹介します。
近江八幡まちや倶楽部
会場は「近江八幡まちや倶楽部」(滋賀県近江八幡市仲屋(スワイ)町)だが、とても興味のある所だったのでまず紹介する。
かっては栄えただろう昔ながらの商店街の細い道を、車のナビを頼りに進むとその建物はあった。 近くにあるコインパークに車を止めたが、平日は1時間100円と良心的。
右の写真が、造り酒屋の工場と倉だったのをそのまま使用している建物の入り口。
中に入ると地元産の野菜や花、小鮎等琵琶湖産の小魚煮などが直売されていた。
地元漁師から直接持ち込まれる小魚をここのおばさんが料理しているという。 一杯100円のコーヒーのサービスもあり、帰りに頂いたが、酒作りに使われていた地下水の水が柔らかくておいしかった。
案内されて特別展の会場に向け奥に進むと、途中酒造りのための室(ムロ)やタンクがそのまま残っていた。
他に地元のアマチュア画家の絵画も展示されていて、なかなか興味のあるものだったが今回は省略する。
途中右に曲がり、またその奥が長く、全部通り抜けてずっと一番奥の倉の中に入るとやっとそこが会場であった。
金澤翔子の世界
中に入ると倉全体を使って展示がしてあった。写真撮影はかまわないということだったので撮影。つたない写真ですが鑑賞あれ。
書家は大河ドラマ「平清盛」の題字などで有名になった、今年29歳の金澤翔子。 彼女はダウン症だ。知的障害を持った子がこれだけの書を書けるのか。いや、だからこそ、煩悩が邪魔する健常者に書けない無心の境地の書が書けるのだという。
翔子の母であり書の指導者でもある金澤泰子さんは、同じように身障者を子にもつ親の悲しみを少しでも和らげたいという意志で活動されています。