お目覚めタイマー付きLED天井灯

GH13717E_S GH13717Eのリモコン_S

青色LED(発光ダイオード)の研究開発で3人の日本人がノーベル賞を受賞されましたが、この記事もそのLEDの恩恵を享受するものです。

左の写真はコイズミ製シーリングライト GH13717E とそのリモコンです。このリモコンの機能で、「お休みタイマー」や「お目覚めめタイマー」が動作します。

私はお目覚めタイマーで朝の早起きを習慣づけようとこれを購入し、寝室に取り付けましたので紹介します。

購入動機

朝寝坊改善には朝の陽光
現行照明
現行の和風蛍光灯

私は夜ふかしの習慣が抜けず朝起きるが遅いのを直したいと思っています。朝早く目覚める習慣を付けるために朝の明るい光を浴びることが良いということです。

カーテンを開けっ放しで寝る方法もありますが、防音や冬の防寒など問題があります。電動でカーテンを開けるのは装置がたいそうですし、我が家の寝室はそれほど明るさが期待できません。

現在は右の写真の蛍光灯照明を使用していますが、これにタイマーで朝の起床時刻に点灯する方法がいいかなと考えたりしていました。

お目覚めタイマー付きLED照明

先日、右のシーリングライト(天井照明) コイズミGH13717E がセールで安いのをエディオン楽天市場店で発見しました。(右図リンク)

設定時刻の30分前から徐々に明るくなる目覚めタイマーを始め、他の機能も充実しています。 全光束:3,500lm、消費電力50Wで最新の機種に比べやや効率が悪いですが、これまでの蛍光灯よりECOだし、長時間使わない寝室用なので効率にこだわる必要はありません。

この型番の商品は量販店向け専用のようでコイズミのHPKOIZUMI製品情報に記載がありません。この社のスタンダード調光タイプに上位のリモコンをつけた形です。

セールは在庫がなくなり次第終了すると思われ、機能のわりに破格の値段ですので購入することにしました。
【追記】セールは終了したようで 価格は13,800円になっています。(2014.12.9)

取り付け

届いた商品を開封

主な付属品
小物類、他に電池と木ネジが有り

届いた商品の段ボール箱を開けて取り出します。右は小物類。

大物は本体とセードだが、下は一見UFOのような感じの本体。8枚の基板にそれぞれ16個のLEDが配置され、合計128個のLED素子が並んでいます。

本体のLEDの配置
本体のLEDの配置

古い器具を外してアダプタの取付

最初に壁スイッチをオフにしてから、古い照明器具を取り外します。

取り外した後の天井には下左の写真のように「角型引掛けシーリング」と呼ばれるソケットがありました。 説明書には取り付けられるソケットの種類が書いてありますが、幸いこのまま取り付けられるタイプです。

もし取り付けられないタイプの場合はソケットの交換などが必要になります。電気工事は電気工事士の資格が要りますので電器店などへ依頼してください。

ソケットににアダプタを取り付けます。セードの突起部を本体の矢印に合わせてしカチッとなるまで右に回転しますと、下右写真のように固定されます。

引掛けシーリングボディ アダプタを取付たところ
天井の引掛けシーリングのソケット(左)にアダプタを取付たところ(右)
 なお、アダプタを外したいときは、赤いボタンを押してロックを外し左に回します。

 器具を取り付け

次に本体を取り付けます。

本体の嵌め込み

本体の中央の穴にアダプタが入るよう下から上へ嵌め込みます。軽く押すとまず一段階目で止まります(下左写真)。この状態では本体が自由に回転しますので、リモコンの受光部の位置を最適な方向になるよう決めます。 下図では、リモコン発信器を置く方向である右側にしています。

取付1段階目 取付2段階目
取付1段階目(左)と2段階目(右)
位地が決まったらもう一段階強く押し上げますと、写真右側のように緑の部分が飛び出しカチッと固定されます。この状態では本体が天井に押し付けられて固定され回転しません。

コネクタを挿す
コネクタを挿すと点灯した
コネクタを挿して点灯

次にアダプタから出ているリード線の先についているコネクタを本体のソケットに挿します。ロック付きコネクタです。

右写真がコネクタ挿入後ですが、壁スイッチをオフするのを忘れていていきなり点灯しました(^_^;)

動作確認とセードの取り付け

後はセードを取り付ければ完了ですが、その前に動作点検をしておきます。

動作確認

下右はリモコン操作ボタンの様子です。全灯ボタンを押すと寒色(6500℃のLEDのみ点灯)、中間色(全LED点灯)、暖色(2800℃のLEDのみ点灯)と変わります。

リモコン操作ボタン
リモコン操作ボタン

下左は全点灯(中間色)の状態です。 128個のLED素子に分かれて発光が見えますが、これはこれで綺麗です。 全ての素子が正常に発光することを確認できました。

  カバーなしで全点灯
セード無しで 全点灯

セードの取り付け

一応の動作確認が済んだら、セードを取り付けます。 本体の金具近くの矢印とセードの突起の位置を合わせて押しつけながら右に回転します。

セードを被せるとその拡散効果で個別の素子の発光はわからなくなり、蛍光灯と同じように見えます。

使ってみる

明るさと色目調整

以下、実際に使用してみて理解した主な機能を紹介ます。

リモコンで明るさ、色温度調整
【十字キー】の各ボタン

中央のオンオフボタンはオン・オフのトグル動作です。オンすると直前の点灯状態になる。

上下矢印キーで明るさを、左右矢印キーで色温度を調整できます。
明るさは100%~1%の間で調整できるが。方式上、同じ明るさ設定100%でも、中間色が一番明るく、暖色や寒色にすると輝度が落ちる。

【シーン1】,【シーン2】ボタン

お好みの明るさと色温度設定を2つ記憶しておいて、呼び出すことができる。

【全灯】ボタン

全灯→寒色(昼光色)100%→暖色(電球色)100%の繰り返し。

点灯時の色目~中間色
 中間色点灯
中間色(全灯)

右は中間色(全点灯)状態の様子です。

色温度は4700℃だということでモニター画面ではやや赤みがかって見えますが、実際使って見ると赤みは感じません。 一番明るさ(輝度)を高くするにはこのモードになります。

点灯時の色目~寒色と暖色

左は、全点灯から2800℃のLEDを消し、6500℃のLEDのみ点灯した状態です。いわゆる昼光色です。 右は 逆に、2800℃のLEDのみ点灯した状態です。いわゆる電球色です。

寒色全点灯 暖色全点灯
寒色=昼光色(左)と暖色=電球色(右)

タイマー機能

リモコン後側
リモコン後側

タイマー関連機能を使うためには下記①②が必要です。

①リモコンに時刻を設定
リモコンはタイマー関係の機能のため時計を内蔵しており、最初に現在時刻を入力して設定する。

②リモコンの向き
右のように発信部(赤外LED)は上部裏側にあるので、タイマー使用時は付属の卓上ホルダーを使うなどして、発信部を器具本体の方向に向けておく必要がある。

おめざめめタイマー

太陽の光で自然に目覚めるように、設定時刻の30分前に暖色低輝度から点灯開始し、徐々に明るくなり指定時刻に100%全灯になる。

おやすみタイマー

夕日が沈むように徐々に暖色に変わりながら暗くなり、10分(または30分、60分)後に保安灯又は消灯する。

おまかせ防犯

4つのパターンで毎夜点灯し、人が居るように見せかけるものです。

その他機能

保安灯

いわゆる常夜灯です。保安灯ボタンを何回か押すと、暖色最低輝度から更に5ステップ輝度を下げることができます。設定は記憶されます。

蛍光灯照明のナツメ球程度を期待していたが、一番暗くしてもナツメ球よりやや明るい。 私はもっと暗くできるようにして欲しい。もっとも寝るとき全部消す派なので保安等灯はほとんど使わないが。

壁スイッチ操作

リモコン操作するときは壁スイッチはオンにしておく必要がある。壁スイッチを操作したときの動作は以下の通りになる

  • オフ状態からオンすると前回点灯時と同じ状態に戻る(リモコンでオフしていた場合はオフ)
  • オフして2秒以内にオンすると点灯モードの切り替わり、同じ操作を続けると以下のように繰り返す。
    ①全灯→②シーン1→③シーン2→④保安灯→①へ戻る繰り返し
暗闇で発光するオンオフボタン
オンオフボタンの発光
オンオフボタンの発光

部屋を真っ暗にしてもリモコンのオンオフボタンがかすかに光っている。(右写真)

おそらく蛍光ボタンになっているのだろう。
寝るとき全部消す派には非常にありがたい機能だ。

評価

 施工・取り扱い説明書

施工説明書と取説説明書は兼用で、A3用紙5枚に表裏印刷、2つ折りにしてA4で20ページ、綴じ無し、最終ページが保証書になっているという簡素な作りである。
小物商品では文字の小さい小型の取説がついているものが多いが、これは文字が小さくなくて見易い。

一度見たらほとんど見ないので綴じていないのは問題なく、その分コストが安くなるのは歓迎である。

 総合評価

LED照明、リモコンの機能をうまく利用して、寝室照明に欲しい機能をリーゾナブルな値段で実現している。

色目を変えると輝度も変化する(昼光色や電球色は中間色より暗い)が、私は気にならない。不満の人には上位機種のナチュラル調光シリーズがある。

あと望むのは保安灯をもっと暗くできるようにして欲しいことぐらいしかない、優秀な製品だ。

「 よくやった!」 コイズミさん ゚\(^ー^*)


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