刈り払い機の補助具 三点

刈り払い機(草刈り機)につけるいろいろな補助具が売られています。今回は私が使っている「かる刈る安定板」、「さらい君」、「まき草カッター」をまとめて紹介します。

ボルト保護カバー&安定板

またボルト保護カバーが破損した

刈り払い機の刃を固定するボルトには保護カバーがあります。

以前の記事

刈り払い機の刃を止めているボルトが固いのを緩める
刈り払い機(草刈り機)につけるいろいろな補助具が売られています。今回は私が使っている「かる刈る安定板」、「さらいくん」、「まき草カッター」をまとめて紹介します。

で、保護カバーが破損していたので、下のように中古品を取り付けました。

中古のボルト保護カバーを取り付けた

それが使っているうちに摩耗して、先日気が付いたら下のように周辺部が飛んでしまっていました。

摩耗で中央だけが残ったボルト保護カバー

このまま使っているとボルトがすり減って外しにくくなりますので、早速交換用の保護カバーを調べました。

いろいろな交換用カバーや安定板が売られている

元の部品はメーカーの補修部品としてホームセンターなどにおいてあります。同じものが無くても他社製でも形が合えば使えます。

しかし、元のような鉄板をプレス成型したものは厚みが薄いので摩耗して早く破損します。

摩耗に強いブロック型

これに対し下の製品のように型に入れて成型したブロック状のものは、値段が少し高いですが長持ちします。

樹脂製のカバー&安定板 ジズライザー

単にボルトを保護するだけでなく、草刈り作業を楽にする樹脂製の安定板があります。代表的なのが下の写真のジズライザーという商品です。特徴は

  • 刃の高さが安定するので石に当たったり、土を削ったりしにくい
  • 滑りが良く、地面に乗せて滑らすように使えるので疲れにくい
  • 金属板製のように石が当たって凹んだり穴があいたりしにくい

便利そうですが、残念なのは、一定使用期間で交換が必要である消耗品であることを考えると1,040円(アマゾン)と価格が高いことです。

かる刈る安定板

同じ機能と思われる安定板(ジズライザーもどき)をいくつか発見しました。その中で

アイウッドのかる刈る安定板がモノタロウで2枚入り582円(税込み)と安いのに使えそうだったので購入してみました。

下のように外径90mm、厚さ(高さ)18mmで、付属品無しのシンプルなものです。2枚入っています。

購入したかる刈る安定板の表裏

交換サインとなる3個の小穴があります。この穴が見えなくなったら交換ということらしい。

「全ての刈り払い機に取り付け可能」と書いてありますが、下記2点は注意が必要です。

取付孔径が8mm

販売店情報では孔径がφ6mmとなっていますが、購入した商品は8mmあり、実際ホンダ製刈り払い機のM8のボルトが加工無しで通りました。M10のボルトの場合は孔拡大加工が必要です。M7の機種は若干中心がずれるかもしれませんが僅かなので問題ないでしょう。

フランジが必要

元々刈り払い機についているフランジ(刃を押さえる大きなワッシャー)に重ねて取り付けます。機種によってはフランジの形状からくる不具合がでるかもしれません。私が使っているホンダの刈り払い機の場合、下写真のように周辺に少し隙間ができますが、実用上問題ありません。

かる刈る安定板を取り付けた状態

あと、ボルトのワッシャーはありませんがつけたほうが良さそうです。使っているうちにボルトが樹脂に喰い込む可能性があります。

それにボルトがM7の機種の場合ワッシャーをうまく選べばセンターのズレを防ぐこともできるでしょう。

ジズライザーとの比較

  1. 一枚当たりの価格が四分の一に近い
    ジズライザーはアマゾンで1,040円に対し、モノタロウで2枚入り582円です。(アマゾン価格同士の比較では1/2ぐらい)
  2. 機種によってはそのまま取り付けられない(取付孔径とフランジ形状)
    ジズライザーは付属ワッシャーで対応するようだが、こちらも完璧ではないらしい。
  3. 耐久性は良いようだが、使い込んだ時滑りが少し悪くなるらしい(ネットでの評価)

結論:これはお勧め

メーカー補修部品の金属製カバーを買うよりまだ安く、たいへんお得、お勧めです。ただし、刈り払い機がM10ボルトの場合は孔拡大の加工が必要です。

ボルトについて

ボルトの頭に書いてあることが多いが、(書いてあるのはボルトの頭の規格であることが多い)摩耗などで分からないでしょう。
ネジ部の直径(外径)を測り、例えば8mmだったらJIS規格のM8のボルトです。ボルトを購入するときは、一般的な右ネジではなく、逆ネジ(左ネジ)なので注意します。

さらい君

下記写真で、取り付けている棒状の器具は「さらい君」という、刈り払いと同時に草を寄せることができるというアイデア商品です。草の後始末が楽になり、田畑の畦や水路の側溝など草を落とせない場所で役に立つというものです。

使い込んださらい君と以前のまき草カッター

実際の使用感は、確かに草の飛び散るのが減り、左方向に草を寄せられますが、完璧ではありません。

また、使っていると草が絡まり付いてくることがあり、その時は作業を中断して除去しなければいけません。取付位置を調整して次に説明する巻き草カッターを取り付けてから巻き付きはほぼなくなりました。

現在売っているものはプラスチック製(下の左側)で、左右両方向に寄せられるタイプ(右側)もあります。

巻き草カッター

上記写真の中央の刃物はツルなどの巻き付きを防止するカッターです。

一応効果はありましたが、使い込んで刃が減ってきたためか十分ではありませんでした。

その後右の物を買って交換したところ、からみつきがほとんどなくなりました。これも2枚入りでの価格がアマゾンで782円と一枚当たりが安くお勧めです。

現状、上記のさらい君とこのまき草カッターを下記写真のように付けて使い込んでいますが、草のからみ付きはほとんどなく満足しています。

現状のさらい君とまき草カッター

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