冬のキウイフルーツ 2月10日今日この頃

冬のキウイ棚

毎日寒い日が続く中、今日は日差しが暖かく、春が近いなと感じました。

写真は散歩の途中で見かけたキウイフルーツの棚です。 昨年の秋には枝が繁茂してたくさん実を付けたでしょうが、今はさっぱり剪定され、新しい芽ができて春からの成長の準備を始めています。

我が家にもキウイの木があります。何時植えたか10年以上経っていますが、きちんとした棚がなく手入れも十分でないため、これまで実が成りませんでした。ところが昨年初めて実が成ったのです。

キウイは雌雄異株ですが、我家にあるのは一本で接木により枝で雌雄が分かれているタイプです。雌雄の見分け方がわからないまま剪定したため雌雄が偏っていたのが結実しなかった原因と考えられ、昨年は不足していたの方の枝が伸びたため結実したと推測しています。

キウイフルーツは新しい果物

キウイフルーツはマタタビ科マタタビ属の落葉蔓性植物です。 20世紀に入ってからニュージーランドで中国原産のものを品種改良して創られ、この国のシンボル鳥である「キーウィ (kiwi)」に因んで命名されたという。現在の生産量はイタリア、中国、ニュージーランドの順位。

追熟で美味しくなる

普通キウイは10月~11月に収穫できますが、30~60日程度置いて追熟すると甘く柔らかくなって食べ頃になります。 (我家では昨年取れたキウイを今も食べています)

店頭に並んでいるものは、エチレンという植物ホルモンの一種を使って出荷前に人工的に熟させて調整しているのです。 家庭で早く熟させるには、よく知られているようにリンゴと一緒にポリ袋に入れておきます。リンゴがエチレンガスを発生させるからです。

リンゴが無くても、NHKガッテン-キウイの帝王が伝授!極甘&瞬間完熟ワザによると、なんと机などにぶつけるという方法があるのです。実は、キウイは強い衝撃が加わると、それがストレスとなり自らエチレンを出すので、一部をこう処理してリンゴの代わりに使うのです。

食べ頃の見分け方

適度に熟した食べ頃の見分け方ですが、前出のNHKガッテン-キウイの帝王が伝授!極甘&瞬間完熟ワザ によると、 へたの脇を縦方向にに押してみて、耳たぶ程度の柔らか最高の食べ頃。横ではなくタテに押したほうが、この芯の固さが分かりやすい。
キウイで一番最後に柔らかくなるのは白い芯の部分で、一見、甘みがあまりなさそうに見えるが、実はデンプンが集中しているため、完全に熟すと緑色の果肉よりも糖度が高くトロ~リと甘くなる、という。

皮ごと食べる?

果物の女王キウイは”皮ごと食べる”が正解らしい。
ニュージーランドでは皮ごと食べるそうです。 葡萄でもそうですが、食べ方からして違うのですね、本場は。

エチレンの不思議

ポリ袋はエチレンの重合体であるポリエチレンでできています。一方植物が生成するエチレンはホルモンとなり、植物の成長(成熟)を促進したり、逆に抑制したりします。前述のようにキウイの成熟を促進しますが、じゃが芋に作用すると芽が出にくくなるというのですから不思議です。

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