iPhoneのMNP乗り換えで携帯代を2年間で8万円節約

新旧iPhone

携帯をiPhone5に換えてやがて満2年になりますが、使い方は今のままでスマホの携帯電話代を節約する方法を検討しました。

そして 私の出したお得な方法の結論は、

機種契後約2年で「機種一括0円+キャッシュバック」を探してキャリヤを乗り換えること

実際、写真のようにSoftBankのiPhone5cに乗り換え、継続と比べ2年間で8万円の節約になりました。

調べてわかったスマホ携帯代節約のポイントは次の3つ。

  1. 通話料が少ない人には、最近各社が打ち出した通話定額の新料金体系は大幅に値上げになる
    なので通話料の少ない人は旧プランでの受付が終了するまでに(SoftBankとドコモは8月末で既に終了)
  2. 月払いの機種代金が支払い完了するのに3年目以降、毎月の料金は大幅に上がる
  3. キャリアの施策でMNPでの転入が優遇され、機種一括0円+キャッシバックまである

2年前の選択と2年経過時のポイント

2年近く前に、携帯をガラケーからiPhone5へ移行の記事で書いているようにauのiPhone5に変えた。

auのスマートバリュー

スマートバリューとは、auと提携する固定回線と両方契約していると毎月割引が受けられるもの。 私の場合固定回線がeo光なのでスマートバリューで1480円割引になり、auのiPhoneが月5,000程度で維持できている。

他社は
・SoftBankでも対抗してホワイトBBとペアでの割引があるが、ホワイトBBの回線はADSLで光回線ではない
・ドコモのNTT固定回線とのペア割引は独占禁止の観点から現状は禁止されています。ただ1~2年の内には実現される情勢です。

なので、現在は当初より少し割引額が下がっているものの、依然としてauのスマートバリューの節約効果は大きい。 (ちなみに、auには方式上通話音質がやや悪いデメリットがある)

SoftBankの2段階データ定額プラン

単にiPhoneを手に入れるだけならsoftBankの2段階のデータ定額である「パケットし放題 for スマートフォン」が一番安かった。
しかしweb閲覧をすると直ぐ第2限度額まで達するので、安く維持するにはデータ通信はWiFi限定でしか使えないものだった。

3年目以降継続で支払い額が大幅に増加

加入時は気にしていなかったが、満2年後も継続するとどうなるか調べると、毎月の料金が大幅に上がるとわかった。機種代金の支払いが終わるのになぜかと言えば、当初2年間のみの各種割引サービスが終了するからである。

私の加入しているauの場合以下のようになる。(金額は消費税8%込み)
・MNPでの加入に対する割引(男女割)が無くなる +1008
・データ定額オプションの割引終了 +540
・テザリングオプションの割引終了 +540
・スマートバリューの割引が減額 +500
つまり月々2,588円も支払額が増加する。
他社でもスマートバリュー以外は似たり寄ったりである。

手持ち携帯の陳腐化

使っているiPone5は今のところ動作上問題は無いが、電池の持ちが当初よりは悪くなってきた気がする。 継続して後2年使用するとすればバッテリーの交換が必要になるだろう。本体の故障も懸念される。 乗り換えると最新技術の新しい携帯電話が手に入り、もちろん電池も新品になる。

最近の携帯情報を調査

ネットなどで最近の情報を調べてわかったことを挙げます。

新料金体系は通話が少ない人には値上げ

最近大手3キャリヤ3社が揃って「通話定額」と「データ定額」がセットの新料金体系を打ち出した。 早速新料金プランに変えた知人が「これまで一万円以上した携帯電話料金が節約できて助かる」と言っていたが、確かに通話時間が長い女性などには朗報だろう。

しかし、新料金体系では、3キャリヤ共「通話定額」と「データ定額」がセットで通話定額が強制になっているため、私の場合だと、これまで通話料が月500円程度だったのが月2,913円になります。

つまり新料金体系では、これまで通話料が少なかった人には大幅に値上げになるのです。 もっと知りたい人は下記URL等を参考にしてください。

通話定額を強制する携帯各社の新料金プラン、実はバカ高くありませんか?

通話料が少ない人は旧料金体系で申し込みすべき

現状は新規でも旧料金プランで申し込めますが、まもなく終了するようです。SoftBankとドコモは8月末まで。auは未定。 通話料が少ない人は、旧料金で申し込める期限内に乗り換え(MNP)を検討すべきでしょう。 私のように満2年に満たず機種支払いが多少残っている場合でも旧プランで乗り換えたほうが得です。 通話の多い人でも、LINEなどの無料通話を活用して通話料を下げることができそうなら検討の余地ありです。

旧プランでの受付に間に合わなかった人には、こんな情報もあります。
スマホ旧プラン受けつけは残り2か月を切った! 9月以降でも旧プランを使うための裏ワザ

機種代実質*円

機種代実質:*円」というセールはおなじみになっており、ほとんどの人はこれで加入されています。 2年間月々の通信料の一部を割り引いて、機種代返済の一部にあててくれるキャリアの割引サービスです。毎月の通信料がその分だけ割り引かれるので月々割とか毎月割りとか呼ばれます。 2年間加入し続ければ実質支払う機種代は

本来の機種代-月々の割引き額×24=*円

になります。 これを「機種代実質*円」と称し、割引額が機種代と同額の場合は「機種代実質:0円」になり、毎月の支払額は機種代分が増えずに新しい機種が手に入ります。更に割引額が多いときは「機種代実質:-*円」となります。

機種一括:*円

少し似ていますが、「機種一括:*円」というセールがあります。

まず、機種一括払いとは、上記において機種代金を最初に一括して支払うものですが、毎月の通信料割引は同様に効くので月々の通信料は機種代分少なくなります。2年間の総支払い額は同じです。

この機種一括支払いにおいて、一括機種代金を「分割払い単月機種代×24」より大幅に安く、例えば「機種一括5000円」とかに値引きセールすることが、販売店独自の施策として行われます。 これが「機種一括*円」という割引セールであり、とうとう0円までに値引するようになったのが「機種一括0円」セールです。
言葉は「機種代実質0円」と似ていますが、もっと凄くお得です。機種代は最初から無料確定であり、かつ2年間月々の支払いは割引分だけ安くなるのですから。

機種一括:0円+キャッシュバック

さらに、現実には0円どころかマイナス、つまり 「機種一括0円+キャッシュバック」のセールまであるのです。普通キャッシュバックは契約後数ヶ月目に行われます。

今回見つけたセールは下記2つで、SoftBank Phone5c 32MBの値段の最初の提示は

A社:今回電話で勧誘されたところ
機種一括0円+キャッシュバック3万円 新料金体系での申し込み

B社:webで見つけたところ
機種一括0円+キャッシュバック0万円 旧料金体系での申し込み

今回は電話勧誘とネットのみで店頭は回っていないが、iPhone5Sの機種一括0円+キャッシュバックは見つけられなかった。

携帯乞食・MNP乞食が出現

上記のMNP勧誘セールスを逆手に取って小遣いを稼ぐ人が現れ、携帯乞食とかMNP乞食と呼ばれます。MNPでキャッシュバックと機種を入手し、すぐに携帯を売ってしまい利ざやを稼ぐのです。合法です。 複数のMNPをするため、元になる携帯として見守り携帯やプリペイド携帯などの安い携帯を入手したりします。

2014年3月には月10万円稼いだ人もいるとか、経産省の指導があったとか話題になりました。

今はキャリヤも対策したため、少しやりにくくなったようですが、上記のように機種一括0円+キャッシュバックは相変わらずなくなっておらず、小遣い稼ぎは今でも成り立つようです。

携帯と固定回線の一本化

通信料全体の節約と言う観点では、携帯と固定回線を一本化できれば一番節約になる。 ポケットWi-Fiルーターを家や外でも使用する方法だ。 iPhoneを使うには機種を別途入手してWiFiで使います。外では一緒にポケットルーターを持ち歩くことになります。

以下の2つの候補を少し調べてみた。
・イーモバイル  実際に使っている人の話を聞くと通信がよく途切れ、お薦めできないと言われました。
・WiMAX  エリアが都市部中心で現状では当地方にまで届いていないので問題外

そして両者共通であるが、モバイルとしては高速でも、固定回線としては光回線に慣れた身にとってはスピードが物足りないだろうと思われます。現状では採用できないと結論した。

プラチナバンドのLTEとiPhone

プラチナバンドとは周波数が700~900MHZ帯の電波帯域のことで、他の周波数帯に比べて波長が長いので基地から届く範囲が広く、トンネルやビル影などでも電波が届きやすい特徴がある。移動体無線に適していて価値が高いのが名称の由来。高速通信のLTEと言えどプラチナバンドが利用できてこそ価値があるといえます。

SoftBankのLTEは他社より遅れて今夏からこのバンドの使用が始まりました。
auの場合従来からプラチナバンドの基地局数が多いが、実はiPhone5がプラチナバンドに対応していないので恩恵を受けられない。
しかも「パケ詰まり」でネットつながらない au「iPhone5」に一部ユーザーが怒り問題が発生した。私もメールを送れないことを何度か経験しました。

この点iPhoneが5cや5sになってプラチナバンドに対応し各社共利用できるようになったので、iPhone5以前の機種から5cや5sに乗りかえる大きなメリットになります。

携帯通信料節約法の結論

今の日本の携帯電話は、長期保有するメリットはなく、2年ごとの携帯会社の乗り換え(MNP)が一番お得。 新しい最新技術の電話機が使えるのに、トータルの通信費が大幅に節約ができるのです。 特に旧プランの受付締切が近づいています。通話料が少ない人は、2年未満でも、機種代残金と旧プランのメリット比較を直にすべきです。

それに比べ、2年経過後も放置して継続したり、携帯電話会社の言いなりにや新規加入や機種変更するのは通信費が高くつき、日本全体の携帯ユーザーの中では損している負け組みです。 まあ現状はそれが大多数なので鴨とまでは言いませんが、そのおかげで携帯乞食なるものが成り立つと言えます。

ただ、乗り換えの唯一の問題点は携帯のメールアドレスが変わることです。 MNPなので電話番号は変わりませんが、メールアドレスはキャリヤごとに違うからです。2年に一回アドレスが変わってもメリットを考えれば十分許容範囲と考えます。

私の乗り換え実践

私は現在auのiPhone5を保有し、乗り換え希望機種はiPhone5cまたは5sで、通話時間はこれまでの料金で500円程度と少ない。この条件でお得なものを探しました。 (追記:当時はiPhone6発売前)

費用は2年間の金額で比較する

当初一月だけの強制加入とか1万円分の割引など、キャリヤや販売店により施策がまちまちで比較が難しい。 少し考えて24ヶ月トータルでの価格比較が一番良いと結論した。

料金比較

auのiPhone5の現状と継続した場合、SoftBankの公式オンラインショップ、販売代理店A店、B店を比較。今回ドコモではうまみのある条件は見つけられなかった。

比較検討表
乗り換えのタイミングについては、SBショップでは丁度満2年に調整して違約金無しにできるが、A店ではセールの機種探しのため1ヶ月、B店の場合旧プランで申し込みのため4ヶ月早くなるため違約金と機種代支払いが生ずるとしました。

B店は旧料金プランで定額データ量が7Gと多くテザリングが2年間無料など魅力だったが、キャッシュバックが無かった。 それでA店のキャッシュバックは3万円だと伝えたらキャッシュバックを2万円にしてくれ、支払い総額でも勝ったのでB店に決定し契約した。

結果、iPhoneが新しい5c になったうえに、auで継続するのに比べ2年間で8万円の節約になった。\(^▽^)/
(古い方のiPhone5も予定価格以上でオークションで売れました)

iPhone基本パック

SoftBankのiPhone基本パック(月540円)なるものがあり、B店では当初一ヶ月は強制加入だった。パックの中身は
①紛失携帯探索サービス
これまでにiCloudの「iPhoneを探す」にはお世話になっている。だが良く調べると基本パックのは電話をかけて探してもらうもので、iCloudの「iPhoneを探す」とは別サービスとわかった。
あとは
②留守録電話プラス、③一定額ストップサービス、 ④割り込み通話 ⑤位置ナビ(お子様の位置探索) ⑥グループ通話 と要らないものばかりだ。

iCloudが使えるなら基本パックは完全に不要で、強制の一ヶ月を過ぎれば解約することにします。

なぜこんな状況になっているのか

旧い機種をそのまま使っているより、新しい機種に変更した方がずっとお得になるのは、常識からいっておかしい。 それは以下のように日本の携帯電話業界の特殊な状況にあるからだと言えます。

機種代金を通信料で割り引く料金体系

本来高額な機種代金の購入時の負担を減らすため、月々割など機種代金を2年間の通信料に含める特殊な割引制度にしている。(主にMNPの場合)

通常の2年ローンならその間の月々の支払い金が高くなるのに、2年後以降も一律の支払となる料金体系である。 機種が新しくなるのにその負担がなく、逆に言えば3年目以降も機種を変えないのは損ということ

2年限定の割引サービスが多い

加入後2年間]限定のキャンペーンサービスが多い。キャリアを乗換えれば新会社で再び特典を受けられる。

日本のiPhoneの特殊事情

・キャリヤで売られているiPhoneはそのキャリア専用機種であり、SIMフリーである海外機種と違い他社のSIMを挿しても使えない。
・月々割などキャリヤの施策のため高価なiPhoneの機種代金を気にせず手に入る
海外ではこのような制度は無く機種代金が高いので金持ちでないと買いにくい。
・スマホの中でiPhoneの占有率が異常に高い
専用機種になるiPhoneの販売条件としてアップルから出荷の四割とか五割を要求されるらしい。
・安く手に入れたiPhoneが高く売れる
MNP乞食などから仕入れたiPhoneを海外へ売る業者がいる。

機種一括0円+キャッシュバックのセールスがどうして行われるのか

キャリヤにとって加入者の増減いわゆる「純増減」は一番の関心事です。収入に直結しますし、減少が続くと会社のイメージが悪くなり更に加入者減を招きます。

それで見守り携帯やフォトフレーム、データ専用端末など収入に結びつかなくても回線数の統計に入るものを安く売り「純増数」を稼いだりします。その辺の事情はソフトバンク「純増数1位」に秘められたカラクリに詳しい。

それでも追いつかない時は、MNPでの加入者を増やすため販売店に販売促進金を渡しているのです。 特に年度末の3月、半期末の9月、年末の12月が多いとされ、逆に購入者からはその時期が狙いどきと言えます。

これまでのことを知った人は、私のように今後は「2年以内にMNPで機種一括」を探すと思います。そういう人が増加すると携帯キャリヤ各社も困るはずです。
しかし実際は、情報弱者、携帯代なんか気にしない気前の良い人、面倒くさくて放っておく人等が多いのでしょうね。この状況は今後も続くでしょう。


店に出向かずに買えるところも多い。
Webだけでは具体的にはわからないので問い合わせて条件交渉!

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