前回トラブルでWin7機のプロファイルを作り直したことを紹介したが、それ以降ホームサーバーへのアクセス時パスワードを求められるようになった。
メールフォルダをはじめ、データ類をサーバー上に置いているので、パソコン作業の度にいちいちパスワードを入力しなければならないのは不便である。
WHSではwindowsとログオンアカウントパスワードを同じにしておけば自動でログオンできる仕様であり、そのように設定しているのにパスワードを聞いてくるのは、何が悪いのか調べる。
WHSサーバーに自動ログオンしない原因と対策
1.基本調査
- windowsのログオンユーザー名とパスワードをホームサーバーで登録しているものと同じであることを確認。
- パスワードでログインするときに「記憶する」の設定をしても、次の日はだめであった。
おそらくWHSとWin7機のユーザー管理の不整合の問題だと推定。そういえばWin7機のユーザーフォルダ名に勝手に1が付加されていた(仮に私のログオンユーザー名を”taro”とするなら、プロフィル名は”taro1″になっていた)のが気になった。
2.Win7機のユーザープロファイルの調査
使用しているユーザープロファイルフォルダを見てみる。
手順は
①[スタートボタン]から右クリックで[コンピュータ]の[プロパティ]を開く
②[システムの詳細設定]をクリックして[システムのプロパティ]を開く(右図)
③[詳細設定]タブの[ユーザープロファイルの設定]をクリックする
④右のように登録されているユーザープロファイルが表示される
私が使用しているプロファイルの[ユーザー名]は、やはり”taro1″と1がついていた。
1がついている理由は、プロファイル作成時に旧いプロファイルが残っていたため、重複を避けるためWindowsが自動で1を追加したものと思われる 。
WHSがログオンユーザー名でなくこのプロファイル名で識別しているとすれば、今回の不具合の説明がつく。
3.プロファイル名をWHSにあわせる
確認のため、ユーザー名とプロファイル名を一致させます
・残っている旧プロファイル”taro”を削除
先のユーザープロファイルを表示した画面で削除する。
・新規にユーザー”taro”を作成。パスワードはWHS共通のパスワードに設定する。
・先と同じ方法で新規ユーザーの作成されたプロファイル名が”taro”になっていることを確認。
4.効果確認
新規ユーザー”taro”でログオンし、WHSにアクセスするとWHSはパスワードを聞いてこなくなった。♪(゚▽゚*)
やはりWHSはユーザーIDとしてログオン名ではなくプロファイル名を採用していることが原因だった。 よく考えてみると、Windows7のログオン名はユーザーが勝手に変えられるので、WHS側からみてユーザーIDにはならないわけだ。
さて今後はWHSアクセス時パスワードが要らない新規ユーザーを使用したいが、そのためにユーザー環境の移行が必要である。これは別途記事にします。