罫書きコンパスとノック式ボールペンを利用した罫書き針

娘や息子に頼まれてたこともあって、近頃金属加工をする機会が増えました。やってみると面白く今金属加工がマイブームです。今回金属素材を加工するときに使う罫書き針と罫書きコンパスを買いました。

コンパスと罫書き針を購入

シンワ スプリング付鋼製コンパス

コンパスは言わずと知れた円を描くものですが、これは金属に罫書けるよう先端が焼入加工されています。ネジで開き具合を調整できるので微妙な寸法が出しやすく、寸法を写し取るデバイダとしても使えそうです。

当初のパーカーボールペンとの比較でもわかるように、サイズは大きめです。

SK ポケットケガキ針と替えケガキ針

最初、罫書き針として、下記新潟精機のSK 超硬チップ付ポケットケガキ針 PK-133がよさそうと思いました。

替え芯(罫書き針)も売っています。

購入者評価を見ていると、替え芯がパーカーのボールペンと同じ規格:ISO 12757(JIS S 6039)で、ボールペンにこの替え芯をセットして使えるという情報がありました。

家の中を探してみたらパーカーのノック式ボールペンが3本も見つかりました。20年以上前の古いものですが、3本とも今でもちゃんと書けるのには驚きました。伊達に高かったわけではなかったのですね。

これは利用しない手はないと、罫書き針のみを購入しました。下がボールペンの芯との比較です

パーカーボールペンの芯(上)と購入した罫書き針(下)

早速罫書き針をボールペンにセットしたところ、一応使えるものの、黒い罫書き針の部分が細いためガタつきが大きいのが不満です。

本来の罫書きペンはノック式ではなく、先端の孔径を小さくてガタツキのない構造なのでしょうが、規格を採用するなら徹底して互換のある形状にして欲しかった。

ボールペン罫書き針のガタつきを改善する

測ってみると、ボールペンの芯の外径は2.5mmですが、ボールペン軸の先の円錐形金属の孔径をほぼ同じ大きさにしてガタツキを抑えている構造なのです。罫書き針はこの部分の外径は1.75mm(黒い針の部分)なのでガタツクわけです。この差を埋めればガタツキは直ると思われます。

ヒシチューブでやってみる

購入者評価で「ヒシチューブを被せたら良くなった」というのがあり、「ノック式はだめかも」ともありましたが、まずやってみました。

φ3mmのヒシチューブを20mmほどに切って先の部分に被せて熱収縮させた。結果バネはOKだが、ノックしたとき出た針先がつかえて戻らない。黒い針先の軸径1.75mmの部分だけを太くしないとだめのようです。

次に針の部分だけに4mmの長さのヒシチューブを被せてやってみたが、熱収縮後もまだ2.5mmより太くノック時にひっかかかる。やすりで削って細くできないかやってみたがゴム系なので均一に削るのは無理だった。

カラー(筒)を作る

やはり固くて滑りの良い素材のカラー(筒)が必要です。何か良い材料はないかと考えてボールペンの芯を使えば良いことに気が付いた。まだ書ける芯ですが切って使うことにしました。

切断には以前の記事で紹介したディスクグラインダースタンドを使って簡単に切れました。

ボールペンの芯をカットした 切片はついていた時と逆向き

カラーの制作工程
  1. 不要なペン先を切り落とします
  2. ドリルで穴を拡大
    切った筒の内径は針の軸径1.75mmに対しかなり小さめでした。1.5mmの錐先しか手持ちになかったので、1.5mmであけた後更にゴニョゴニョして、圧入できそうなところまで拡大しました。
  3. 必要な長さに切断
    筒の長さは現物合わせで決めて(^_^;)切断しましたが、後で測ったら3.4mmありました。バリがあればやすりでとっておきます。これで写真のようなカラーができました。
  4. 罫書針に圧入

これで下のように罫書き針の改造ができました。

できたカラーを罫書き針に圧入したところ

ボールペン軸(ケース)に収めてみると下のように、ノック式ボールペン型の罫書き針ができました。当然ノックの時の動作も問題ありません。

ボールペン軸に装着して針を出した状態

後で気が付いたが、元の切った部分の形からカラーに途中で少し段差があり若干太さが違います。ガタツキを考慮すると嵌める方向が逆だった。ま、いっか。(´ε`;)

更にガタツキを改善

カラーを逆向きに挿し直し

やっぱり私はA型気質なんでしょうね、気になって翌日カラーを逆向きに差し替えました。

カラーを逆向けに差し替えた。抜くとき傷をつけてしまった。

写真のようになり一応少しだけガタツキが改善されました。

ただ、ノック式の構造上遊びがありますので僅かにガタツキが残ります。過去ノック式ボールペンでガタツキが気になったことはなかったので実用上は問題ないのですが。

テープを追加

ガタ部分をテープの厚みでカバーする方法を思いつきました。

しかしセロテープだと糊がはみ出たり、古くなって劣化するとパリパリになります。丁度手持ちに本の補修用テープ(下記写真)があり、薄くて長期耐久性があるとのうたい文句で、滑りもよいので試してみることにしました。

テープを切るハサミは写真のプラス製を使いました。よく切れて粘着剤付きのテープでもくっつきにくいので重宝します。

テープの幅が2cmだったのでそのまま2重くらいに巻いてみたところが下の写真です。

これをボールペン軸にセットしてみるとバッチリ♪(゚▽゚*)、ガタがなくノック動作にも支障ありません。

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