ステップワゴン(RP3)にナビを取り付け~③ナビリモコンの取り付け

「ステップワゴンに楽ナビを取付」シリーズ第3弾です。カロッツエリアのカーナビは、スマートコマンダーと呼ぶリモコンが売りで確かに便利なのですが、車に適当な取付場所がなくて困ります。今回取付アダプタ(アーム)を作ってステリング横のノブの下に付けましたので紹介します。ステップワゴン以外の車でも同様にできると思います。

【追記】吸盤と両面テープの固定が取れたので対策を追加しました。(2018年8月20日)

ナビリモコンの取付場所の選定

ネット上で検索すると、スマートコマンダーは良いのだが、適当な取付場所がないので使っていないという声が多くあります。楽ナビは社外ナビなのでリモコンの取付場所を車側が考慮していないのです。私も取付場所と取付法で悩みました。

取付場所の条件

下のような条件を満たす場所を選ぶ必要があります。

  • リモコンの出力(赤外光)がナビに届く
  • 手が届き操作しやすい
  • 膝などに当たらない
  • ウオークスルーの邪魔にならない
取付場所の候補

ざっと次の場所が候補として挙げられます

  • シフトノブ周辺
    取り付けるスペースがあればいいのですが、ステップワゴンにはありません。
  • シフトノブ
    シフトノブ自体に取り付けた例があります。パーキングの位置にあるとウオークスルーの邪魔にはなりませんが、見栄えがさえない気がします。
  • 運転席と助手席との間
    センターコンソールを設けて、そこにリモコンを付ける方法。センターコンソールはウオークスルーがやりにくくなくなります。
  • ステアリング(ハンドル)周辺
    近くて手が届きやすいです。
  • ドアポケット付近
    運転者から見てナビの反対側の右側は感覚的に合わず、リモコン出力光が届きにくい。
ワイパーノブの下が最適

下記理由により、ステリングボックスの左側でワイパーノブの下あたりが良いと判断しました。

  • 直ぐ手が届く
  • 邪魔にならない
    ウオークスルーに影響せず、膝までの距離も余裕があります。
  • ナビと同じ左方向
    運転席から見て同じ左方向にあるのがわかりやすい

取付アダプタ

次にステアリングボックスに取り付ける方法を検討しました。

取付アダプタが売られているが、いまいち

カロッツェリア 汎用スマートコマンダーホルダー AD-SC05

カロッツエリア(パイオニア)から右の写真の汎用ホルダーが出ています。

見てのとおり、首が長すぎるのと2軸式で向きの調整がやりにくそうです。

値段も1,930円と割高な気がします。

 
取付アームの自作を思い立つ

ホームセンターで、右の 「スマホホルダーピタンコmini PZ-634」を見つけました。

首が短く小型で、ボールジョイント方式で向きの調整がやりやすいのが特徴です。

これを改造すればリモコンホルダーとして丁度使えそうなイメージが湧いてきて、値段も安かったので買って帰りました。(あとで調べたらアマゾンでも売っていて安かったですが)

 

スマホホルダーの改造と取付

ホルダーの分解

分解したPZ-634

買ってきたスマホホルダーを分解すると、右の写真のようになりました。

このうち本体と手前のゴムマットと円形シートを使います。

 
いらない部分を切断する

本体のL型部分を切断した

本体のL形に曲がっているところが邪魔なので切断します。塩ビパイプ用の鋸で切りましたが、写真のようにきれいに切れました。

 
ゴムマットの接着

ゴムマットははめ込み式で外れ易いので接着剤で固定します。

右のプラスティック用ボンドを使用しました。
この接着剤は接着する両面に塗った後20分ほど乾かしてから接着するのがポイントです。

 
リモコン保持ケースの貼り付け

リモコン保持ケースを接着した

このゴムマットに、リモコンに付属の保持ケースを接着します。同じく付属の両面テープを使いました。

この 両面テープは本来仮止め用らしく、接着力があまり強くありません。最終はもっと強力な両面テープ取り替えようと思っています。

 

リモコンを取り付けた様子

以上で改造は終わりです。

右は、リモコンを取り付けて横から見た様子ですが、首が短くてコンパクトなのがわかります。

写真は、車に取り付けるときに使う円形シート(同じく付属)を付けています。

 

車に取り付け

できたリモコンホルダーを車に取り付けます。

取付作業

  1. 位置確認
    ステリングボックス横の貼り付け位置を確認する。
  2. 円形シートの貼り付け
    スマホホルダー付属の円形シートを同じく付属の両面テープで貼り付ける。
  3. スマホホルダーの取付
    円盤シートに吸着で取り付けるのですが、非常にしっかり付きました。
 

取付後の様子

頭書の写真のようになりました。横から見ると下のようになっています。

取り付けたリモコンを横から見た様子

実際に使用してみる

オーディオ関係はステアリングリモコンで操作できるので、スマートコマンダーはナビ関係の操作に使います。

私のカスタムボタン設定

リモコンにある2つのカスタムボタンには、従来のエアージェスチャーに割り当てていたよく使う機能を割り当てます。ナビのメニューから行え、私は以下のようにしました。

  1. カスタムボタン1:地図の方位
    地図の上が進行方向か北かの切り替えです。普段は進行方向で、自分の地図感覚(記憶)と合わせるときは北向きにします。
  2. カスタムボタン2:ナビガイドの音声のオン・オフ
    ナビガイドの音声は便利な時と、うざく感じるときがありますので、場合によりオンオフします。

使用感

確かにスマートコマンダー(ナビリモコン)は便利

従来の楽ナビのエアージャスチャーよりぐっと進歩していて

  • AVメニュー、現在地、カスタムボタン1、2の4つのボタン
  • ダイアルの回転で地図の拡大/縮小、倒す方向で移動をで行う
  • ダイアルセンターを押すとその時の状況に合わせた汎用メニューが出て選択できる

ということが手元のリモコンでできるのです。これなら運転中でも楽にナビを触れます
取り付けるが所がないのでリモコンを使っていないというのは、実にもったいないですね。

リモコンの取付位置について

リモコンのワイパーノブの下の取付位置は期待通り操作しやすいのですが、一つ誤算がありました。この付近はエンジンスイッチを操作する時に手が通る位置なので、エンジンスイッチへのアクセスを多少邪魔するのです。しかし頻度は乗り降りのときだけであり、実際使い込んでみて気になりませんし、ナビ操作の便利さがずっと大きいです。

あと、もう少し低めの位置が最適な気がしますので、リモコンホルダーをスマホホルダーに貼り付け直すとき、その位置をセンターより下にずらすことで調整しようと思っています。

吸盤と両面テープの接着が取れた 【2018年8月20日追記】

吸盤

吸盤は原理的にいつまでもしっかり固定することは無理があります。簡易な吸盤方式で永年真空を保てるはずがありません。台所で使っているタオル掛け等も定期的に落ちます。

いずれ根本的に見直そうと思いますが、当面、落ちればきれいに拭いてまた付けるという対応でしのぎます。

両面テープの接着

今夏の異常な暑さのせいか、ホルダーとリモコンケースを固定している両面テープも接着が取れてしまいました。本来仮止め用の両面テープだったので仕方ないでしょう。

今度は強力な両面テープで付け直そうかととも考えましたが、所詮両面テープです。この際確実に固定したいと思い、最初ネジ止めを検討しましたがビスの頭が邪魔になりうまくいきません。

残る方法は接着ですが、最近買ったプラリペア(右図)を使うことにしました。具体的な作業は以下の通りです。

  1. 両面テープやゴムマットをめくり、残った接着糊をきれいに除去する
  2. ホルダーと保持ケース両方に4φの穴を適宜開ける
    下写真は穴をあけたところですが、ホルダーの穴と保持ケースの穴位置をずらして互い違いになるようにしています。
  3. 保持ケースにホルダーを固定位置であてがい、表裏の全ての穴にプラリペアを流しこむ
    下が流し込んだ様子です。プラリペアの色が黒だったら良かったのですが、手持ちの白色を使いました。

これでしっかり固定できました。

表裏どちらも通常見えない部分ですので塗装などはしません。
特に裏側が汚いようですが、下図のように側面から見てもわかりません。

プラリペアで接着後の側面外観

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